精神的に辛い練習は必要か

スポーツには大きく分けて二種類の「辛い練習」―肉体的に辛い練習と精神的に辛い練習―が存在すると考えています。今回はこれらの必要性や、そういった練習が行われる(あるいは強制される)背景などについて、私の考えをまとめます。

ただし、中学入学時点で一通りの打法を安定して使える経験者と、中学始めの生徒の比率が1:2以上であるような中学校の部活動に限定して考えます。(私が関わっている学校で、1:2強程度です。)

最初に申し上げますが、上記の条件下では基本的に精神的に辛い練習は不要、県大会上位を目指すのであればプレースタイルによっては肉体的に辛い練習が必要になる、と言うのが私の考えです。

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子供の国の王様にならないためのチェックリスト

中学生数十人と教員一人が閉鎖された空間を共有し、中学生に対して”権力者”である教員の一部は、気付かないうちにどんどんと勘違いを重ねていく…。怒鳴り、平気で人の心を痛めつけるような発言をし、生徒を子ども扱いし、低く見て、管理しようとする。そんな彼らの子供たちに対する振る舞いはまるで子供の国の王様で、”大人の国の大人”がそれを見たらきっと眉をひそめるはず。

そんな子供の国の王様にならないよう、自身の言動や思考を確認するチェックリスト。

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"ちゃんとすること"は手段であって目的ではない

部活動を含め、中学校での教育では生活態度やマナーに関する指導が重視されます。このこと自体に異論はありませんが、部活動での先生たちの様子を見ていると、その内容や指導に関する考え方などには問題があると考えています。

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