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卓球と初心者指導(仮)

中学校の卓球部における指導について、主に考えていきます。

中学校での戦型の決定 Part1

中学生

卓球では「戦型」という概念が存在し、それによってプレーの様相が大きく異なります。これは卓球の醍醐味の一つですが、時に大きな問題となることがあります。

 

今回から三回に分け、中学校で卓球を始める子供たちの戦型の決定について考えていきます。

 

                      

教員による押しつけ

                      

中学校とくに女子の卓球となると、ペンに粒高を貼った前陣異質型が多く存在するのが特徴的です。

私が現在外部コーチをしている学校では前陣異質の人数が最も多く、そこにドライブ主戦型、カット型と続きます。

どうもこの前陣異質型(カット型も同様のようですが)、顧問の先生によって一方的に決定されているようなのです。

私はその決定に関与できなかったのですが、先生が生徒たちを見て運動が苦手そうな子を前陣異質型にしているらしいのです。

 

私はその方針について理解できません。立場上部活動の運営という大枠にはタッチしづらいので先生には言えないのですが、前陣異質型を強いられているのはかわいそうだなと思わずにはいられません。(この理由の説明はPart2へ譲ります)

 

                      

裏ソフトが大正義

                      

私は中学高校大学と卓球を続ける中である考えを持つようになりました。

それは、「総合的には裏ソフトが最も優れている」ということです。

 

まず、裏ソフトによるドライブは物理的に最も合理的です。きちんと回転をかける技術さえ習得すれば、最も相手コートへ安定して入る軌道を作ることができますし、相手のボールが多少違っていても自分の回転に書き換えて送球できるので対応できる幅が最も広いです。

 

さらに裏ソフトは扱える人や経験者が多いために指導を受けやすく、周りにお手本を探すことも容易です。

なぜなら卓球界最大の派閥はフォア裏ソフトの人々ですから、顧問の先生が教えられずとも外部に指導者を探すことが容易です。

また、練習試合や大会で上手な中学生を探せば大抵クラブで教わっているドライブ主戦型のはずですから、彼らを見てイメージを得ることが出来ます。

一方前陣異質型となると、中学生に教えられるほど理解が深い人は非常に限られます。シニアの方には多いでしょうが、いろいろな点で中学生の卓球とは異なるため指導者としては不適切です。顧問の先生でもきちんと教えられる人は少なく、上手なお手本も周囲に存在しません。

一定の水準以上の指導を受けづらくお手本も存在しないため、前陣異質型として上達するのはなかなか難しいです。

(私が指導している地域では県大会で探してやっと一人、きちんと指導を受けたであろう前陣異質型を発見しました。クラブ出身のようです^^;)

 

10年以上卓球をしている私の友人たちとも時折こういう話をしますが、認識はほぼ共通しています。私も含め、「自身の選択でなる分には良いが、前陣異質型の押し付けは肯定できない」という考えです。

理由としては将来卓球を続けたいと思った時他の戦型への移行が難しくなるというのと、上手くなるのが難しいからです。

高校以上のレベルになると攻撃型のレベルが上がり、前陣異質を淘汰しにかかります。中学では返球しているだけで得点できた球が、相手のチャンスボールとなります。そうなると勝つためにはかなりの技術力と工夫が必要になります。

 

結局は出来ることが多く物理的に安定もしている裏ソフトこそが、最も可能性を秘めた選択肢なのです。

 

 

(Part2へつづきます↓)