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卓球と初心者指導(仮)

中学校の卓球部における指導について、主に考えていきます。

フォア面ラバー変更 ~ラクザXとオメガVツアー~

用具論考

最近、フォア面のラバーをいくつか試しています。

ブルーファイア特厚→マークVHPS厚→ラクザX厚、キョウヒョウproⅢ厚→オメガⅤツアー厚というラインナップです。

ラケットは松下浩二オフェンシブ、バック面はカールP1極薄で固定しています。

 

今回は、ラクザX、オメガVツアーについてこの順にまとめます。

キョウヒョウには別の記事で触れるつもりです。

 

※カットマンである私の打球感覚による判断ということを念頭に置いてお読みください。

 

                      

ラクザX

                      

 [気に入った点、優れた点]

→ドライブの打球感、弧線、回転量

何と言ってもドライブしたときの打球感が圧倒的です。

プラボールになって以来、あのモテッとした打球感がつきまといましたが、ラクザXで打つとまるでセルを打っているかのような打球感です。大変懐かしく感じました。プラ対応と謳うだけあってプラでも滑る感じが無く、柔らかめのため小さな力で球を飛ばせます。

ドライブの弧線は最近のテンション系?ラバーによくある高い弧線でした。

回転量が多いかなと思えたのは、県ベスト16か32の男子高校生と試合としたときに私のドライブへのブロックが大きくオーバーしたからです。球を持ってギュン!とかかる感じがあり、ドライブをかけるのが苦手でもラバーが助けてくれると感じました。

細かい性能差を抜きにして、この打球感のためだけでもXを試してみる価値はあると思います。

ドライブ主戦型の方にとっては素晴らしい一品と思われます。

 

 [気になった点、困った点]

上回転系については素晴らしいと感じたのですが、私にとっては肝心の下回転系技術に難ありと感じました。

 

①カット、ツッツキが不安定

これは私が4年間ほどラクザ7を使い続けたために、硬いラバーに慣れていることが一因と思われます。

7では思い切りぶつけるようにカットしても弾み過ぎることはなく、むしろ安定しました。ツッツキについても強くインパクトするとクッと球を持ち、かつ飛び過ぎずに台に収まりました。

メーカーカタログによればXと7の硬度は同じとされていて、確かに手で触ると硬度の差を感じません。ところが、打ってみるとXの方がかなり柔らかいと感じます。(シートが柔らかいのかもしれません。メーカーカタログの硬度というのは、良くも悪くもあまり参考にはなりませんね。)

7に比べて食い込みの幅が大きく、カット・ツッツキをした際に食い込み過ぎてしまうことがありました。自分が思っているより食い込んでしまうわけですから、その余剰分飛び出し過ぎることになりオーバーします。

攻撃よりも多用するカット・ツッツキの際に、毎回食い込み過ぎないよう意識せねばならず参ってしまいました。

せっかくの食い込みの良さが仇となったようです。

 

②バック面の弾み、打球感が激変

これも致命的でした。粒が倒れる感覚が伝わってこなくなり、弾みが大きく増しました。結果ツッツキはオーバーが増え、カットの飛び出しも上向きになりオーバーが増えました。ツッツキもカットも恐る恐るになってしまうのでやはり参りました。

カールP1は7年ほど使い続けていますが、これほど打球感が変わったのは初めてです。私にとってはサラサラな打球感になりすぎました。

私はカットにしてもツッツキにしても粒が倒れる感覚が好きで、特にツッツキでは「ボコボコボコ」と粒を倒すようなイメージでやっていました。それがフォア面にXを張ると、当たった瞬間飛んでいくようになり対応が難しく感じました。擬音で例えるならブルンッとかブンッというイメージです。

粒が倒れる前に飛んで行ってしまうように感じるのが私にとっては問題でした。

(ブルーファイアの時も普段より柔らかい打球感になり弾みも増しましたが、それは本当に丁度いい程度でした。)

 

 

                      

オメガVツアー

                      

Xでやっていくのは厳しいと思われ、変更先を考えました。 

年内に中学生と打つ機会が残っていたので、サブラケットに何か硬いラバーを貼って様子を見ようと思い立ちます。そんな時、数年前に買ったまま未使用だったオメガVツアーを発見。硬めのラバーなので、試してみることに。

 

[気に入った点、優れた点]

 ①硬い打球感

ブルーファイア以来、(ラクザ7と比べると)柔らかめのラバーが続いていましたが久々に懐かしい打球感でした。硬いため、思い切りぶつけるカットをしたときに飛び出さないのが嬉しいです。ツッツキも7ほどではありませんがコッ↑と強く当てて切ることができホクホク(*´ω`*)。

緩く高めに浮いてきたドライブに対して、思いっきり切るカットがやりやすいと私は感じました。ドライブについても、スピードこそブルーファイアやXに劣りますが私のぶつける打ち方には合っていると思います。

結局私にとっては硬さが一番重要なのだなと気づきました。次いで打球感で、そのさらに次に回転性能とか弾みが位置するように思います。

打球感ってなんだかんだ大事だよね、といったような話は友人と何度かしていたのですが忘れてしまっていました…。この話についても別の記事で触れたいなと思います。

 

②バック面の打球感

粒が倒れるのを感じられるようになりました。Xと比べてフォア面の弾みが落ちたのに引きずられて、バック面の弾みも穏やかになりました。これで思い切りぶつけるカットやツッツキができるようになります。

 

 [気になった点]

→ドライブの回転量

カットマンの中学生の練習相手をしていて、最初に挙げた他のラバーと比べるとドライブの回転量が少ないと感じました。ラクザXより硬いためパワーの出力を上げてはいるのですが、Xよりもかかりません。中学生に聞いても、回転が少ないのはなんとなく分かるとのこと。(もっとインパクトが強い方なら逆転するかもしれませんが…)

メーカーによればオメガVツアーはスピード、Vプロはスピン重視のラバーらしいので、ある程度は仕方ないだろうと納得することに。回転が少ないとは言っても他の回転重視のラバーと比べると落ちるだけで、軌道や球持ちは気に入りました。下回転系はしっかり切れますし。

もしかしたらオメガVプロはラクザ7、Vツアーはラクザ9に似ているのかもしれませんね。

 

 

                      

性能評価と今後のフォア面

                      

 <性能評価>

体感硬度

硬 ラクザ7≧オメガVツアー>ブルーファイア>ラクザX 柔

 

ループドライブの回転量

多 ラクザ7>ブルーファイア≧ラクザX>オメガVツアー 少

 

スピードドライブの回転量

多 ラクザX>ブルーファイア>ラクザ7≧オメガVツアー 少

 

ツッツキの回転量

多 ラクザ7>オメガVツアー≧ブルーファイア>ラクザX 少

 

飛距離

長 ブルーファイア≧ラクザX>オメガVツアー>ラクザ7 短

 

<今後のフォア面>

気に入ったオメガVツアーですが、廃盤になってしまいました。代替品としてオメガVツアーDFが発売。シートはVツアーと同じで、スポンジだけが食い込みのいいものに変わっているようです。

これだけ聞いてうーんと思いましたが、目隠ししたらわからない程度の差と言う方もいるのでDFに切り替えて使い続けるのもありかもと考えています。

その前にラクザ7を試してみてどうかといったところでしょうか。お値段も7の方がお安いですしね…。