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卓球と初心者指導(仮)

中学校の卓球部における指導について、主に考えていきます。

例の練習場

以前一度書いた、社会人中心の練習場に行ってきまして、かなり収穫があったので記録しておこうと思います。

 

今回の前半は特に私的メモ要素が強いので、目次を設けて見出しへ飛べるようにしてみました。

中学生の指導に直接関係あるのは目次で言うところのⅡ以降です。

 

目次

 

Ⅰ 試合内容

結果の変化

まずは表面的なことですが、ついに社会人の一人から勝利を挙げることができました。(前回の練習で初勝利は挙げていたのですが、その相手は高校生でしかもカット主戦型だったので…。)

第一目標をクリアといったところです。これは嬉しい!くぅ~!!

 

また、ペン表のお兄さんから1セットを奪取しました。前の戦いでは-2、-4、-3くらいでポッコポコにされたのでかなりの躍進です。これも大変うれしいです。

 

上述のお二人をそれぞれAさん、Bさんとしておきましょう。

 

Aさん戦の内容と反省

対Aさん戦で、私の記憶に残っている得点バターンは以下の通り。

  1. バックへの、反転した深いバックツッツキ
  2. 切れたツッツキをバックに集めてから、フォアに裏と粒でのツッツキを送る
  3. 台中央への短い下横回転サービス
  4. バックへの、深くて高めの下回転サービス
  5. ミドルへのゆるい繋ぎドライブに対して、反転してバックカット

Aさんは右シェイク裏裏、粒高由来のナックルを苦手としていました。

また、バックへの切れた下回転に対しては強烈なバックハンドドライブが無く、回り込みもあまりしません。

そこで、私の最大の武器である裏ソフトでのバックツッツキを多用し、序盤では1.で得点を稼ぐことができました。中盤以降は切れたツッツキが返球されるようになったので、追加で2.を展開。

その結果、だんだんとドライブの感覚を狂わせることができたようです。

3.については、両ハンドプレーヤーにはここに出すといいよと謎の中国人から学びまして、試しに実践してみましたら何本か得点に直結しました。自分で思っているよりも下回転がかかっているか、ロングサービスに混ざって出てきたので勢いがないために落としたのかもしれません。

4.は実は自分の中ではサーブミスで、高くなってしまった!というサーブなのですが、相手コートで弾んでからホップするような軌道を描いたためか、ネットミスしてくれました。このサーブは元県チャンピオンの高校生にも効いたので、意識的に出せるように練習したいです。

5.は反転ツッツキの延長でできるというのと、緩い繋ぎに対してはカールP1ではいかんともしがたいので苦し紛れという部分があります。とは言えツッツキに近いこともあって回転はそこそこかかっており、落としてくれました。

 

全体としては第1セットを私が取ってからのシーソーゲームで、まだまだ作戦を徹底できていないと痛感するところです。実際、こうして書きながら「あぁ、こうやって得点出来ていたな」とか、「これを徹底していればシーソーにはならないはずでは…?」などと考えています。

11-6で取ってから4-11で取られていたり、5-0までリードしていたのに11-8まで接近されていたりするのはいけませんね。この辺りにも、大いなる伸びしろを感じます。

セットを取ってから、あるいは大きくリードしてから連続して失点するのはなんとかしていきたいです。具体的な方法を考えなければいけません。

 

Bさん戦の内容と反省

Bさんは右ペン表、片面のプレーヤーです。

スコアは9-11,13-11、7-11、6-11でした。得点出来たバターンは以下の通り。

  1. フォアミドルへの差し込むフォアツッツキ
  2. バックにツッツキしてからフォアに緩く粒で流す
  3. 台中央への短い下横回転サービス
  4. フォアサイドを切るスマッシュに対する、台の横上から入っていくカット

前回試合した後にアドバイスを頂いていまして、「カットに持ち込めれば楽だけど、台上で粒を混ぜて細かくやられるのは嫌」とのことでしたのでそれを試してみました。

レシーブの立ち位置を普段より前にし、1セット目についてはカットをしないつもりで、前陣異質さながらの展開を目指しました。すると思っていたよりぽろぽろとミスしてくれて、セットは取られてしまいましたが競ることができました。

Bさん自ら言っていたように、確かにすんなりカットに持ち込まない方が良いことは確信できました。しかしセットは取られてしまいましたし台上だけとなると攻撃選手には比肩できませんから、展開を変える必要に迫られました。

ですから2セット目は1セット目同様台上処理を多めにしながらも、深追いせずに厳しくなったら一本バックにカットし、持ち上げてきたところを前に出てブロックしようと考えました。

カットする展開になったらフォアへ集めてフォアに繋いで来たらナックルカットを混ぜるつもりでいました。これはBさんがバックサイドからスマッシュする方が得意だったためです。

点数も前回よりマシになりましたし、前回パンパカ打たれていたスマッシュも、今回はほとんどありませんでした。1,2セットはスマッシュを打たせる展開にしなかったことが大きいのだと思います。

意外だったのは3による得点です。表なので落としはしないだろうな…と思いながら出しましたが2,3本得点出来ました。このサーブは今後も使っていけそうです。

 

今回Bさんに頂いたアドバイスとしては、

  • カットする展開の中に台上処理で得点する展開が混ざると、カットに絞りにくくなってもっと嫌
  • カットがなくなってしまうと前陣異質を相手取る心構えで待てるのと、やはり台上だけだと攻撃型の方が安定している(台上の練習量が多いため)
  • ゆったりとしたカットの中に、台上での奇襲があるのが理想
  • 打ちぬかれてもいいやと思って、堂々とゆったりする

でした。

 

 

Ⅱ スマッシュ練習

ペン表のBさんとの試合後、繋ぎのドライブに対してスマッシュを使えるといいよ、とのことでスマッシュについて技術指導をしていただきました。

ここで学んだことは中学生に還元できる内容なのでメモしておきます。

 

[練習の流れ]

①バッククロスでロングボールから始め、繋ぎに近いボールを出してもらってスマッシュ。(緩いボールであり、高いボールでなくて良い。)

②①の流れからスマッシュをブロックしてもらい、それをストレートにドライブ

③ロングボールに対しバックカットを一本して、それに対する繋ぎに回り込んでスマッシュ

 

それぞれの練習でのポイントは以下の通りです。

Bさんに教えてもらったものには、私がやりながら感じたり考えたりしたことにはを付けておきます。

①スマッシュのポイント

  1. テイクバックは取らない。ー
  2. 打つ方向に向かって、前に踏み込む(足踏みではダメ)。ー
  3. 振り切った後、ラケット面は打った方向を向いていなくて良い。ー
  4. 日ペンのスマッシュの型をイメージすると良い。ー

②主にドライブのポイント

  1. スマッシュの後の足そのままだと、腕だけスイングになってしまってドライブでボールを掴めない。足を調整しなおして(身体の捻転を使えるようにしー)、腕は軽く振る。-
  2. スマッシュは入らなくても良いから思い切って。ドライブは強く打たなくていいので失敗しないように。ー
  3. (私の用具、感覚の場合)シートでクッと掴むように。ー
  4. スマッシュで相手を少しびっくりさせて時間を奪えるから、フォアドライブは豪打でなくてよい。ー

③カットからスマッシュするにあたって

  1. 相手の様子を見ていては回り込めない。相手が打つ前に思い切って回りだしてしまおう。ー
  2. 早めに出ないと打点が落ちてしまう。ー
  3. カットした位置から1回ステップでは回り切れない。両足で2回ステップを踏んで移動すると成功率が8割を超える。ー
  4. 1回目で動いて2回目で台との距離と身体の向きを調整する。ー

 

Ⅲ コーチングを受ける中で

イメージを持っておくこと

スマッシュの練習を始めて最初に言われたことは、「スマッシュのコツはテイクバックを取らないこと」でした。

言われて思い出したのは、スマッシュがとても上手な日ペンの友人の動きでした。(裏ソフトを貼っていますが、プレースタイルは田崎俊雄氏に似ています。)彼のスマッシュを思い描きつつテイクバックを控えたところ、途端に安定しました。

 

よいイメージを知識として持っておくことは、「技術の型」を覚えるのを後押ししてくれます。私自身が指導する際にもそうするようにしていますが、新しい技術を教えるときには先に映像を見せるなどして、正しいイメージを持たせてからにしたいです。

 

褒める指導を体験

 Bさんは私が(教える側として)理想とする、褒める指導者タイプだったらしく、指で○を作りながら「いいね~」と頻繁に褒めてくれます。

最初の内は思い切って打てたら。私が感覚を掴んだ後は、打点と距離感が合っていた時に褒めてくれました。スマッシュが入っていても、打球点が落ちていたり距離が遠かったりすると、「今のは入ったけど怪しかったね(笑)」などときちんと過程を見て評価してくれました。

さらに安定感が増し威力が出てくると、「おっ、だんだん楽しくなってきたね^^?」とか、「重くなってきたね!」と褒め方が変わっていきました。

 

こんな指導を体験できるとは思っていなかったので最初は少し驚きました。しかしすぐに喜びに変わりました。

というのも私自身が目指しているタイプの指導を体験でき、さらに気持ちも技術も高まっていくのを感じられる練習だったからです。

私が目指していたものは間違いではなかったなというのと、指導のお手本を見つけることもできたなということで、教える側として収穫を得ました。

 長くはない時間でしたが、うまく中学生のために活かしたいと思います。

 

 

(おわり)