中学校での練習を撮影する中で、撮影そのものに関して改めて気付きがありました。
今回はこのことについて記録し、撮影全般の注意点についてもまとめておきます。
高校以上の男子選手になれば両者下がることがあるので遠目からばかりになると思いますが、中学校を想定して書いていきます。
高校以上でも初心者の方であれば参考になるかと思います。
撮影法① 「台の横にカメラを設置」
[適した場面/メリット]
- この撮影法は、台のそばでの新技術の習得の際に有効です。具体的には球出しをしてもらって打つ様子を撮るとか、ワンコースでの反復練習を撮るのに向いています。
- 練習中のアドバイスややり取りの内容も音声として記録されます。アドバイスをメモする時間が無くても後で聴き返せる点で優れています。
- 打球音がより鮮明に録音されます。弾いた音は遠くからでも入りますが、シートにボールを噛ませた音は近くでないと録音できません。粒高の打球音も近くでないと記録されないでしょう。
[不向きな場面/デメリット]
- 例えワンコースであっても、カット等前後左右に大きく動く技術については不向きです。
- 相手の動きが見えず、相手が打ったボールはネットを越えた辺りからしか映りません。相手のボールの変化でミスしている場合、そのことに気付けない可能性があります。相手のボールが荒れる場合には不向きです。
[雑感]
そもそもこの記事を書こうと思ったきっかけが、台の横からカット型を撮影してしまって失敗したと感じたことでした。
それまではずっと遠目から撮っていたのですが、その日はカメラを置く場所が見つけられず仕方なくそこに置くことにしました。ところがこれがいけませんでした。
身体は映っていても画角からラケットだけはみ出してしまったり、カットしているドライブがどんなボールなのか分からないなど、せっかく撮影したのに価値が低くなってしまいました。
練習相手のボールがかなり揃っているならこの撮影法でも良かったのでしょうが、荒れる場合は遠目から撮るべきですね。今後気を付けたいです。
しかしながら、同日に撮ったペン粒の裏面打法の練習には最適でした。全て画角に収まるので問題ナシ!動きも細かく見える!
撮影法② 「台から離れた場所にカメラを設置」
[適した場面/メリット]
- オール練習やパターン練習など、台を広く使う練習や複雑な練習、戦術的な練習を撮る場合に適します。
- シンプルな練習でも、カット主戦型で前後に動く可能性のある場合はこちら。
- 相手の動きや目線、ボールが打たれた位置から軌道まですべてが映り込むため、相手や相手の打ったボールを練習者がどれだけ見えているか分かります。
- より遠目から撮ると、自分が練習相手をしていて他の台の様子を見られなくても、映り込んでいる範囲に限っては後で確認することができます。
[不向きな場面/デメリット]
- 感覚の練習をしたい時や全く新しい技術の練習の際には不向きです。打球音が録れないのと、細かい動きを確認できないからです。(なお、全身を映したい場合は離して撮影が適切です。)
- アドバイスの内容が録れないため、初心者がアドバイスを貰いながら卓球を知っていく段階では不向きです。
撮影全般に関しての注意点
[利き手に注意]
台の後方から撮影する場合、カメラを置く側でプレーする人の利き手に注意する必要があります。
右利きであれば右後方から撮影するようにします。
この理由として、右利きのフォアハンドサービスがバックサイドから出されることが多い(ため右後方からでないと映らない)こと、サーブ以外のプレーにおいても左後方に背を向ける場面が多いことが挙げられます。
撮影に関して今浮かぶのはこのくらいです。
とりあえず、おしまい。