4/22の練習 ②

22日の練習、Part2です。

 

 

バック表のDさんにサーブを出してみた

Dさんとの練習では「Dさんのサーブから、フォアorバック多め時々逆サイドに私がボールを集める」というものが定番でした。この日はこれに加えて、私のサーブからオールというオーダーが。読者の方から頂いたアイデアで、バック表の彼女にサーブを出してみたかったので願ったり叶ったりです。

 

[A.他の戦型の生徒と同程度効いたもの](M:巻き込み、B:バックサーブ)
  1. バック深くへのホップする下回転(M)
  2. バックサイドの内、”丁度いい場所”から左右にズラして出した下回転(M)
  3. ハイトスかつフォロースルーに上系モーションを入れた、フォアサイドへの下回転(B)

1→①シンプルに回転量が一番多いこと、②ややホップするため切れた下と判断しにくく面を立てがちになること、③下らしい減速がないために詰まること、などが取りづらい要因でしょう。

2→これは経験を積み成長していくに連れて、効かなくなっていくでしょう。彼女は打てる球に対しては圧倒的な攻撃力を発揮しますが、外された球を打つ時や後手に回った時に脆いです。打ちやすい場所から外された時にどうしていくのか、というのも今後の課題です。まだまだ二年生、成長が楽しみです。

3→ハイトスは最近挑戦中です。サーブの高さを調整できない段階なのでまだまだ出荷できない品質ですが、フェイクモーションはよりオーバーに出来るのでそれに騙されているようです。あるいはどちらか分からず、決めきれずにインパクトが弱くなって落としたり浮いたり。

 

[B.バック表故に、他の生徒より効かなかったもの]
  1. ”丁度いい場所”に出した、下および上回転(M)

これはバック表の長所が発揮されています。これは2バウンドする長さのものなので、A1に比べて球速が落ち回転量でも劣ります。これくらいの回転量でバック正面に来れば、回転を無視して弾くorかけて返球できています。

 

[C.Dさん本人の能力ゆえ、他の生徒より効かなかったもの]
  1. フォア前への下および上回転(M)
  2. ミドル含めたフォアへの下および上回転系ロング(M)

これを書きながら、彼女がフォア優位だと改めて認識します。

1→フォア前へのフリックのインパクトが強いです。他の生徒では鳴らせない大きさの音が鳴っています。回転の読み違えさえなければ一発KOです。ここは私も、低くすることを意識しないといけません。

2→バックへ送るものに比べて回転量は劣ると思いますが、それ込みで考えても対応範囲が広いです。身体の正面からフォアにかけて、長い巻き込みサーブに対しては全てフォアハンドで打ってきます。回転を強くかけて回転を上書きできており、回転量を若干読み違えても入ってきます。

 

総評

全体として、他の生徒ほど効かない印象を受けました。バック表に絡めて考えますと、やはり回転の読み違えや回転の影響によるミスは明らかに少ないです。表の性能が確かに感じられました。

フォアハンドについては細身ながら身長があって体重移動も上手く、インパクトの強さが部内で群を抜いています。それゆえ回転の影響を抑えることに成功しており、ミスが少ないのだと思います。

用具や打法だけでなく、もしかすると回転を読むことに長けているかもしれません。というのもDさんのサービスの種類は部内で最も多く、その使い分けも相手の心理や状況を読んだ上で行っているからです。サーブが巧いから相手のサーブも分かる、というのもあるかもしれませんね。

 

転入生(新二年生)がひとり

前の学校ではテニス部だったそうです。

顧問の先生には「彼女、カット型にするからよろしく」ねと言われてしまいましたが、「一年と少しでカット型…?何を言っているんだ…?」と思わずにはいられません。これ以上異質増やしてどうするってんだ…。”攻撃型”が部員の4割に満たないというのは狂っています。もう…

新入生用に用意していた資料映像(※1)と、一応カット型用DVDを渡しておきました。なお新入生入部はまだ先らしく、来ている人はいませんでした。

(※1)の内容は、右・左シェーク裏裏/シェーク裏表/カット主戦/前陣異質(=ペン粒)の選手たちの試合映像です。まずは世界トップレベルの各戦型を観てもらい、イメージを持ってもらいます。その上で、「これがやってみたい!」と思ったものがあればその戦型としてやっていってもらおうと私は思っています。カット型なんて、好き好んでやる場合を除いてやるもんじゃあございませんよ。

 

カットの二年生

ディフェンスⅣにマークV厚。切る感覚だけを練習させられた結果、抑える感覚や押しながら少しかけて飛ばす感覚が育っていません。ちょっと回転のかかったドライブに対し、これでは対応できません。

台のそばでのカット性ブロックをし、力加減を掴む特訓をしましたがなかなかハマりません。距離を変えてやってもみましたが、遠くよりは台のそばでの特訓の方が効果がありそうです。私が球出しをしての多球練習をしないといけません。先生と多球練習自体はやっていますが、先生が切ることばかり強いるので結果とんでもないことになりつつあります。あーあ…(´・ω・`)

映像を観返すと、やはり現場では見えないものや浮かばない発想を手に入れることができます。発見したことは以下の通り。

  • 手首を使い過ぎている。手首をあまり動かさないパターンも試してみよう。
  • スイングが速すぎる。力を抜いて、入りそうな範囲で出来るだけゆっくりスイングしてみよう。
  • 足が内股になっている。手の動きと同時に、フットワークも修正をかけないといけない。

 

 (③へつづく)