5/3の練習

今日の練習は午前中。天気が良く気温の上昇を心配していましたが、体育館内はさほど厚くなりませんでした。

 

用具チェンジ①

先日の記事で触れた、突然球威が上がったAさんですが、ラバーを変えてはおりませんでした!偉そうなことを言いながらこの有様です。あぁ…情けないっ…;;。

フォアハンドのインパクトが強くなって打球音が変わっただけでなく、サーブの回転量もグンと増えました。お兄さんと秘密特訓したのかと尋ねましたがそういうことはないとのこと。本人はあまり変化を感じていないようで、言われてみればなんとなく変わったかな?くらいの感触だそうです。不思議。

何にしろ、別人のように進化したことは喜ばしいことでございます。

 

用具チェンジ②

SK7+ヴェガヨーロッパ+ブースターSAだったBさん、今日用具が変わっていました。

SK7カーボン+ロゼナ+ブースターSAへ変更。

クラブのコーチの勧めということで、納得の用具です。もうヴェガヨーロッパではラバーが負けるくらいのインパクトが出来ていたので、より硬いラバーへの変更は頷けます。SK7カーボンへの変更は意外でしたが、打ってみると打球感は近いままで軽くなっていたので納得。やはり本職のコーチは違います。

私が打った感じではヴェガヨーロッパよりロゼナの方がシートが硬い感じがして、ラバーが応えてくれる印象を受けました。いつも硬いラバーを使っていますしそういう打ち方になっているのでしょう。

Bさんの感想としては、「真っすぐ飛んでいく」。確かに打っているとオーバーが多いです。今までと同じインパクトではラバーに食い込まず、回転がかかる前に反発しているようです。今までの感じに近づくよう、ミートのエネルギーをいつもより多めに回転へ逃がすようにアドバイスしました。インパクトが強いままなのは良い点で、あとはグッと食い込ませる感覚を再現できればいいだけです。

 

ツッツキだけゲーム

二年生のCさんが、下回転だけでゲームをしたいと申し出てくれました。実はこれ、やった方がいいと私が最近思っていた練習ですので驚きました。”攻撃型”の皆さん、ツッツキの質にまだまだノビシロがあります。誰かにそういう練習をするよう言われたのかと尋ねましたが、自分でやってみたいと思ったとのこと。うーん、さすが…。

粒高も反転もアリでやってくれとのことでそうしましたが、やはり粒高由来のナックルツッツキに困惑している様子です。ナックルは軽く払ってもいいんじゃない?と言いましたが、今回は徹底して下回転にして返したいんだとのこと。こういうところも、いいなぁと思います。その後、サーブを下回転だけに限定してゲーム練習をしました。

 

友人からのアドバイス

前回の練習で、左シェーク裏裏の友人をお連れしました。彼と当たった4人は練習後にアドバイスを貰っていたので、今回その内容を生徒たちから教えてもらいました。

4日前とのこととは言え中学生も忙しいですから、ちゃんと覚えているか若干の心配をしておりました。ところがそんな心配は杞憂に終わり、スラスラと貰ったアドバイスが出てきて感心しました。ちゃんと卓球ノートにメモしていたのかしら…?

私も彼らから聞いた内容を、さっそくノートにメモ致しました。

 

ペン粒の二年生二人

ラケットは違いますが、使用する粒高はともにカールP3α特薄。スポンジ無しの方がよろしいのでは…?と思いつつも一通り今後の練習について説明し、流し打ちとカット性ブロックに挑戦。ちょうどAさんと一緒に四人で練習する時間だったので、Aさんに相手をしてもらって私は横で観察したりアドバイスをしたりしました。

使用しているラケット―ブロックマンとデフプレイセンゾー―にちなんで、ブロックさんとセンゾーさんとしておきましょう。

 

[センゾーさん]

彼女は脳内でのイメージと身体運動をリンクさせる能力に長けており、流し打ちについてはすぐマスターしました。ヘッドを横に向けるとか、ボールの後ろを撫でる感じとか、ラケットの中心を真っすぐ通す感じ…などと私が伝えるたび、確実に修正されます。止めるより飛ばす感覚に秀でており、流し打ちで台の深いところに送ることができます。流し打ちをすると安定することを、確かに実感したそうです。

一方でカット性ブロックについては安定して入るものの、飛距離が長くなりがちです。それを短くしようとして面が被さりネットミスすることがあります。まずは浮いてもいいので、カットのようにラケットをストンと落とすことで勢いを殺しネット際に落とす感覚を鍛えます。カット型の生徒には初期に練習してもらった、「裏ソフトで台上カット」をやれば感覚が身に付くと思います。

 

[ブロックさん]

彼女はセンゾーさんに比べると修正に時間がかかりますが、ゆっくりゆっくりやっていきます。流し打ちに関しては初回ではなかなか安定しませんでした。最大の理由は手首に力が入り、固まっていること。これによりヘッドが斜め横を向くので流しにくくなっています。毎回手首をブランブランしてほぐしてからやるよう伝え、カット性ブロックの練習へ。こちらは手首に力が入っているために、かえって短く止めやすくなっています。真下にラケットを落とすことができていて、短くブロックが止まるのは見事。しかし、相手に一本打たせてから練習を展開したい場面でも短くなってしまいがち。肩から先を柔らかく保つことが最優先課題です。

彼女はまた別に打つ時間があり、流し打ちの練習をしました。ここで、肘ごと高く上げればヘッドが横を向きやすいこと、その状態でボールの高さに合わせて体を低くすることを伝えると、見違えるように安定感が増しました。打球点さえ大体揃えられればほぼ入ってきます。切ったツッツキとナックル気味のツッツキに対して流し打ちを練習し、両方を近い感覚で打てることが実感できたようです。

 

 

 

(とりあえず、ここまで。)