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卓球と初心者指導(仮)

中学校の卓球部における指導について、主に考えていきます。

5/16の練習

ほぼ一年ぶりに、平日の練習に参加しました。

下校時間が延び、二時間強の練習時間が確保されています。

 

 

練習内容

カットの二人

下回転に対するドライブ、あるいは強打の練習。バックからストレートに下回転を球出しのように出し、一本ストレートにツッツキ、それを私がツッツキでストレートに返してそれをクロスにドライブ。

総合力と経験値の高いAさんは切れたツッツキに対してもボールが弧線を描き、ドライブが走っています。彼女は打ちながら右に身体が流れてしまっている、と友人から指摘を受け、まず足を作って(≒右足に体重を乗せて)から左に移しつつ打つよう伝えました。上半身の動きは大体良いと思いますが、スイングがもう少し”シュッ!”っと速くなると良いと思っています。もう少しスイングを大きくしてもらうか、力を抜いて打つようにしてもらうか。

尖ったパラメータのBさんは、どの技術も比較的大振りです。(それにより、ツッツキとカットでめちゃくちゃな回転をかけていきます。)速いピッチで連打する必要のないカット型だからこそ、その大振りをドライブでも利用します。肘を伸ばし切り背中の後ろまで大きくテイクバックを取り、その反動でブゥン!と唸るようにスイングしてもらいました。イメージとしては武楊選手の対下回転ドライブ。まだ反動が上手く使えずスイングに力が少し入っていますが、スイングの感じは武楊選手モデルになっています。映像を観てもらいつつ、練習を重ねて精錬していきます。

Aさんには、私が力を抜いたスイングを習得できた用具―SK7+ヴェガヨーロッパ―で同じことをやってみてもらうのもアリかなと思っています。

 

ペン粒の二年生二人

フォアクロスでカット性ブロックをしました。前回この練習をした時、総合力が高く弾くのが上手いCさんはカット性ブロックの感覚がまだ馴染まないようでした。ですので今回は最初に裏ソフトで台上カットをしてもらい、粒高でのカット性に移りました。裏ソフトで”ストン”と落として緩い下回転をかけ止めることがある程度できるようになれば、弾みがより小さい粒高ではガツンと振り下ろしてもオーバーしなくなります。Cさんに効くだろうと思ってやってもらいましたが狙い通り、力のコントロールと振り下ろす感覚が良くなったようです。ただ、まだまだ振り下ろしのスタートがボールに近く、回転が多いループに対して浮いたりオーバーしたりします。ここは少しずつ。

全体的な技術ではCさんに劣るものの、力を抜く感覚は図抜けているDさん。裏ソフトでの感覚練習を挟まずとも、良い感覚でカット性ブロックのスイングができています。ただ、相手のボールがどこに飛んできても腕だけを動かして調整する点は課題です。特にフォアミドルに来たボールはもう少し右足の位置を調整して打ちたいところ。

二人に共通してやってもらったのは、ロビングをノーバウンドで止めることです。ロビングがバウンドするタイミングに合わせてラケットを上から被せ、ピタッと止めます。これはバウンドする位置に身体あるいはラケットを持っていく練習で、それが身に付けばカット性と通常のブロック共に安定します。

 

シェイク裏裏の二人

二年生のEさんについては特にないかな…。

三年生のFさん、ドライブの威力が激変して以来私の時間的余裕がなくなりました。球威だけでなく、今日は私のミドルに深いドライブが数本入ってきました。狙っているのかたまたまなのか…。台中央から打った時にそうなっているように思うので、単にストレートに打っているだけかもしれません。ここは次回確認。

Fさんの用具が変わり、スワット+ヴェガエリート厚×2に。計171g。前回の練習で、そろそろバック面のライズをヴェガエリートに替えるんだと話してくれていました。バックもヴェガエリートで打った方がいい感触だからとのことでした。ライズよりヴェガエリートの方が強度のあるラバーなのかな…?どういう風にいいのかも次回確認したいところです。

 

 

練習に関して、その他

練習のシステムの欠陥

練習相手を交代する度に、”何もしていない時間”がしばしば生まれます。しかもそれが長い。数人で集まって次の相手を決めているのかと思いきや、「これ何の時間?」と聞いてもはっきりとした返答がありません。正直なところ、私イラッとしてしまいました。彼女たちとは一年生の頃からの付き合いですが、ああいうイラつきを感じたのは初めてです。まだまだ人間が小さいな…と反省すべきところですが、そうは言っても120分の内の20分が持っていかれては練習の質云々などと言っていられません。また、5分かそこらで練習相手が変わるため、練習と言うよりただ打っているだけになっています。何もしていない時間を減らせるよう、一回の練習時間を伸ばして交代の回数を減らすか、練習相手を決める権限を部長・副部長に完全委任して決める時間を縮めるかするよう、練習終わりに全体に伝えました。部員それぞれが、何もない時間が無駄だということは感じているようです。それを解消するため、彼らはどのようなシステム変更を採るでしょうか。このことは今後総体に向けて練習する中で非常に大切なことなので、次回確認しようと思います。

 

 

イラつきを、抑え込むのではなく発散する

ダブルスの相手をしていると、二年生のGさんがどんどん不機嫌になっていきます。パートナーの三年生がサーブ・レシーブミスを連発したことも一因でしょうが、一番の原因はGさん自身が思ったように打てないことと見ています。シングルと違い、自分が打つボールはパートナーと相手による変化が付いており、難易度は上がります。さらにGさんはパートナーの動きを見てしまったり、ボールが入ったかを確認したりしてしまうために打球準備が遅れます。いくつかの要因が重なってミスが増え、イライラが募っていきます。そうなるとさらにミスが増え、負のスパイラルへ飲み込まれてゆきます。

Gさんはイラつく派ですが、しょんぼりする派も人間界には一定数存在します。こういった負の感情を上手く発散していかないと、練習の質はどんどん落ちていきます。ここで肝心なのは、「抑え込むのではなく、発散すること」です。気持ちを切り替える手段として、感情を露出させるのは良い方法と思います。トップ選手であれば試合中に感情を露わにすることは相手に情報を与えることに等しいですから、練習中から感情のコントロールも訓練することと思います。しかしながら中学生の場合、抑え込んでしまっては上手く解消できないケースが多いと考えます。試合中にも無理に感情を抑え込む必要はありません。

練習の質を上げていくために負の感情は発散していくべきですが、そういう感情がハナからないとそれはそれで強くなれないとも思います。そもそもイラついたりしょんぼりしたりするのは成功させたい気持ちの反動であり、それが起こらないとしたらミスに関心が無い、つまりミスを修正していけないプレーヤーになってしまいます。解消しないと悪さをするけれど、なかったらなかったで困りもの。私自身も含め、みんなで上手くお付き合いしたいところです。

 

 

練習中に男子部の先生が近付いてきて私が相手していた生徒を侮辱する発言をしたのにはブチ切れそうになりましたが、詳細は胸に秘めておくことにします。プッツーン!

 

(おわり)