卓球と初心者指導(仮)

中学校の卓球部における指導について、主に考えていきます。

my練習記録 2017/7/29,7/30

[2017/7/29]

17~19時、ある総合運動公園の卓球場にて。ここは冷房が効いていてありがたい。私と同格の攻撃型を相手にカットするにはちょっと狭いけれど、下がりすぎたり早い段階でロビングに逃げたりするのを防ぎつつ練習できる。何より涼しいので、冷静に思考しながら互いにアドバイスをし合いながら練習することができる。非常に濃密な二時間。

 練習相手は左S裏裏。私がオーダーした練習内容は以下の通り。

  1. バックブロックしてもらってフォアクロスでドライブ連打
  2. 相手のフォアに順横系下のフォアハンドサービス、バックにツッツキレシーブからオール
  3. 相手のフォアに逆横系下のフォアハンドサービス、バックにツッツキレシーブ、反転してバックハンドドライブ
  4. バックにハーフロングのバックサービス、バックに払ってもらいそれを裏で切る
  5. 対左用のカット型戦術パターンの練習

 

1.フォアクロスでのドライブ連打

体重をボールに効率よく伝えるための練習。やり取りしながらコーチングを受け、効果が見られたポイントは次の通り。

  • フリーハンドでボールキャッチ。これで強制的に捻転させる。(これ、私がカットの選手たちに伝えたことと同じなんだよなぁ…。人には言うけど自分がやる時には意識の外になってしまうアレ。)左手をボールに近付けるだけでなく、手のひらを相手側に向けた方がスイングがスムーズになる。
  • 脇を締めてスイングの径を小さく。径が小さくなることによりラケットが動く距離が短くなるので、同じスイングスピードでもボールに伝わるエネルギーは増加。また、脇を締めた方が肩由来のエネルギーを使いやすい。強い球を打とうとすると脇が空いてしまうので、まずはきちんとエネルギーを伝えて弧線を作ることをゴールにしておく。そうやってたくさんドライブを入れていくうち、段々と威力も出てくるはず。入らなければ次のステージに進めない。
  • より威力を出したくなったら、肘を相手の方に出す。これは少しだけ下がった時、打点が落ちて”しまった”時、体勢が崩れた時などに予備のエンジンとして使える。私の場合は元々カーブドライブになりがちなので、これを使ってエネルギーが過剰になるとフォアサイドの外に出てしまうので注意。
  • 後ろに下がって大きいドライブをする時は、スイングを振り切るというより止めるようにする。それによって腕をしならせて回転を増やし弧線を作る。

 まだスイングの効率には改善の余地があるはずだが、今までよりだいぶ小さい力できちんと弧線を作ることができるようになった。

 

2.左利きのフォアに順横系下、バックにツッツキからオール

最近ようやく感覚を掴んだ順横系下の練習をしつつ、そこからの展開の練習。このコースに低くバウンドする短い順横系の下を出すと、右利きも左利きもバックへのツッツキレシーブが多くなる。それに対して反転して待って、得意のブチ切れツッツキを送り主導権を握る。

さらにレシーブまで同じで、弾んだ直後を粒で捉えて流すようなツッツキにも挑戦。Joo se hyuk選手が時々使っているのを見てやってみたが、やはりスポンジが特薄では同じように打つことはできない。しかしながらピッチを突然早くすることで攻撃へ結びつけたり反転ツッツキに持ち込んだりできる。

反転ツッツキに持ち込むためのパターンの一つ。それを相手が警戒し始めれば、通常の粒でのツッツキをふっとばしてくれる。バウンド直後を粒で流しツッツキすることは要練習。

 

3.左利きのフォアに逆横系下、バックにツッツキレシーブ、反転してバックハンドドライブ

 やはりバックにレシーブが集まるものの、若干の逆横回転によりバックサイドを切られづらくバックサイドの正面にツッツキが集まる。そこを反転して待って、バックハンドで持ち上げることにより相手の待ちをかわす。クロスに打とうとすると後ろに足が動いてしまい、ストレートを狙ったところ足で踏ん張りやすいことが分かる。ハナから打ちぬくことは目的ではなくきちんと弧線を作ることが目的なので、まずは打ちやすいところを狙っていく。

 

4.バックにハーフロングのバックサービス、バックに払ってもらいそれを裏で切る

これも反転してバックで切る得意を活かすためのパターン。今まで何となくバックに乗せたボールを送られ、それを粒で返したところを狙われることが多かった。そこで最近のゲーム練習では苦し紛れに反転して切るようにしたところ、やはり私のスイングの見た目より回転量が多いために格上の人たちが落としてくれた。結局試合になれば使わざるを得ないのだから、同じルートを練習しておこうということでオーダー。

カットするというより、ツッツキをするつもりで。緩いボールに対して切ろうとするのではなく、軽くツッツキ。それだけでOK。練習したこのパターンが、7/30でのゲーム練習で大活躍した。

 

5.対左戦術

左利きに対してどう展開したらいいか分からないという話をしたら、左利きの特徴と対策を教えてくれた。

  • 左利きはフォアミドルからフォアにかけてがかなり強い。一本目をそこに送るのは危険。
  • まずフォアミドルより少しバックよりに送って反射的に回り込ませ、次をバック隅に送って寄せてからフォアサイドを使うのが良い。

ということで、順横系の下を左利きのバックに出してからオールをやってその効果を実感。

 

粒でのフォアカットも今後練習しないといけない。

 

[2017/7/30 午前練習]

10時過ぎから12:30まで。

まずは卓球スクールに通っている、前陣異質の中学二年男子の練習相手をする。初めて打った相手で、ブロックマンⅡ中国式+フェイントロングⅡOX+何らかのテンション系だか高弾性だかの裏ソフト。粘着ではなかったはず。

私のアップとしてフォアロングをしてもらった時点で、どこかで教わっているだろうと気付く。スイングが整っており、ボールにきちんと回転がかかってきたからだ。フォア粒でもフォアハンドが振れるので、今後上手く成長すれば強くなりそうである。

切れたカットをほとんど経験したことが無いとのことで、試合用のサービスからボールをこちらのフォアに集めてもらってカットの回転を多めで練習。

この練習の中で裏面を振る瞬間があったので、こちらのバックにサービスを出してもらってクロスにふわっと返ったのを裏面で強打する練習へ移行。最初はヘッドを回さず手首も返さない弾く打ち方を試してもらったが上手くはまらない。そこで少し回転をかけながら弾き飛ばす打ち方を試すと軌道も安定し本人もスイングしやすそうだったので、裏面はほぼそういう打ち方ですべて対応すればいいんじゃない?と提案。

次はこちらがロングサービスをバックに出してレシーブの練習。最初は一発で持って行ける甘い球が返ってきたが、スゥーッと送るという魔法の言葉により打ちづらい深さの球やこちらの待ちを外した球が返ってくるようになった。

最後にゲーム練習して終わり。

 

ここで中学生たちに大人の試合を見せてやってくれとあるコーチの方に頼まれ、練習場にいた左利きのAさんとエキシビションマッチ?をすることに。(彼らが何か学べたかは怪しいところだが…)

Aさんとは以前一度だけ、Aさんのサービスからオールの練習をしたことがあった。Aさんはこちらのカットに変化が付かないようバックにそこそこの威力のボールを送り続けてスマッシュチャンスを待つスタイルで、その時には勝つビジョンが見えていなかった。しかし7/29の対左戦術練習がそっくりそのまま効き、2セットを取ることができた。本当の勝負はそこからなのだけれど、エキシビションということで2セット先取で終わってしまった。しかしながらバックに寄せてからフォアサイドを使うパターンはなるほど効くなと実感した。

 

[2017/7/30 午後練習]

18~21時。いつもの練習場で、ゲーム練習メイン。

今まで一度も勝ったことのなかった代表に3-1で勝利。大会に出て何かを掴み、覚醒が始まったような気がする。

ここから社会人の方二人と試合して2勝1敗になり、最後は日大のOBの方と試合して2-2まで行って時間切れ。うーん良くなってきている。日大の方には今まで試合を申し込まれることすらなかったが、今回は私の試合を観て試合したいと思ってもらえたらしい。うーん、やったね!

2-1になって4セット目、10-8まで行ったのだけれどそこからが強かった。4点連続で取られ、あぁ先日の我が弟子もこんな感じだったなぁと嬉しいような悲しいような。「分かるぞ、君の気持ち…」ってね。悔しいんだけれど、やっぱり本物の卓球を知っている選手はマッチポイントを握られてからが強いなぁという嬉しさもあり。そういうのを彼女も感じてくれていたら嬉しいな。

 

後ろで試合を観ていた大人たちの話を私の友人が聞いていて、その内容を後で教えてもらいました。また、直接評価してもらった点についてもメモ。

  • あの大会でレベルが5くらい上がった。
  • (自分の配球によって相手のボールを限定して)待つことができている。
  • 全体的に力が抜けて、返球に無理がなくなり余裕が見られる。

二つ目について、なるほど確かに、と。言われてみれば、一本目に打たせるボールの質が上がっているかなと思える。課題は、台上BHをうまくかわすことや三球目攻撃につなげることを目的としてサービスの質を上げること。それからバックカットを何かしらモデルチェンジしないといけない。フォアカットは良いと言われるが、バックで詰まらされることが多いからだ。まだまだ楽しめる。

 

 

(おわり)