卓球と初心者指導(仮)

中学校の卓球部における指導について、主に考えていきます。

選手とベンチ

少し前の事ですが、市総体前にベンチについての私の考えを中学生たちに伝えました。今回はその内容を整理し、その他に私が考えていることもメモしておきます。

 

選手とベンチでダブルス

これを中学生たちに伝えました。

私はベンチに入る際、選手とダブルスを組むという意識で入ります。選手が身体と技術を駆使しベンチが頭を使って分析するという役割分担はあるものの、互いに信頼し尊重する気持ちを持って臨みたいと考えています。役割や立場は違っても、対等でありたいです。

実際のダブルスを考えてみますと、そこで行われるコミュニケーションは双方向的であるはずです。お互いのミスを励まし合い、一緒に戦略・戦術を考え、相手を分析し、互いに前向きでいられるように進めていきます。ベンチと選手もそういう関係になっていけば、ベンチの存在価値は高まっていきます。

個人的には、選手とベンチの距離感をダブルスと表現するのは言い得て妙だと思っているのですがどうでしょう。上記のような考え方をすれば、一方的な指示や選手の気持ちを置き去りにした発言・行動は自然と抑制されるはず。

 

選手を信頼し正しく評価する

ベンチに入るならば、普段の練習や試合を観てその選手がどういう技術や得意を持っていて大会でどれくらいのパフォーマンスを発揮できるかを把握しておかなければいけません。選手を信頼すると言っても気持ちだけでは神頼みと同じです。技術力を把握し選手の実力を信頼することで、戦略・戦術を選手に代わって考えることができるようになります。

選手の実力を正しく把握した上で、選手を若干"過大評価"しておくのが良いなと私は感じています。というのも選手は試合中に、選手自身でも驚くようなスーパープレーを見せることがあり、そんな時にベンチがいちいち驚いていてはいけないと思うからです。「ナイスプレー。でも、君ならそれくらいできると信じてたよ。」という気持ちで見守り、相手の表情を見て心理状態を分析したりそのプレーによる選手自身への影響を観察することに時間を使います。

また、過大評価しておくことにより、明らかな格上に対して「きっと競れるはず」という気持ちでいることができます。そうなればもしセットを取って帰ってきたときに「君の力が発揮されればこのくらいできるのさ」という態度でやり取りすることができますし、勝つための戦略・戦術を考えていくことができます。

私は元々冷めたところがあって、「まぁ…この相手には無理だろう」と自分が試合する時にも思ってしまう傾向がありました。でもベンチに入る時にはそんな思いで入るのは失礼だと思うのと、やはり選手たちのスーパープレーを練習中に見ているのできっとできるはずという思いから自然と、ある種の過大評価するようになっていきました。

 

 

なんだか尻切れトンボですが、ここで一旦区切りとします。 

 

(おわり)