信頼関係

嬉しいことがありました。

 

ある選手(Aさんとしておきます)と練習した後、彼女が話しかけてきました。卓球王国7月号にてカット型の指導法が特集されており、指導者向けなので私に読んでみてほしいとのことでした。普段から自分の意思やアイデアを(良い意味で)遠慮なしに発信するAさんですが、この時は若干歯切れが悪く最初は要領を得ませんでした。「1年生にもカット型がいますし…」といったようなことを言っているので1年生に読ませたいのかな…?と思いながらよくよく聞いていくと、上記のようなことでした。私は彼女の考えを理解し、次に会う時に持ってきてもらうよう頼みました。

 

これが私にとっては嬉しい話です。なぜならこれを信頼されている証と考えられるからです。先生には多分、こういうことは言えないと思います。言ったら少しムッとするだろうというのが想像に難くないからです。Aさんの歯切れが悪かったのは、「失礼じゃないか、怒られるんじゃないか」というような思いがあったからでしょう。でも、読んでみてほしいと言い出すことが出来ました。私ならきっと大丈夫、怒ることはないだろう…と、そういう風に信用(?)されている、それくらいの信頼関係になっている、というのが分かって嬉しく思いました。

 

卓球王国を見せてもらう時に、この嬉しさを伝えたいなと思います。

 

帰宅して気付いたのは、Aさんが言っていた号をすでに購入していたということ。高島規郎氏の連載、「モンダイは指導者だ」です。このことを黙って初めて見たふりをするのは時間が無駄だなぁ…。こちらも再度読み込んで、その内容に関してAさんの意見を伺おうかなと考えています。

 

(おわり)