卓球と技術のソノサキ

中学卓球部における指導と自分の成長記録の二つがメインです。

ベンチにて考えるべきこと

これまた仙人の如く未来が見える師匠から教わり、実行したところなるほどこれはいいぞと感じました。

中学生や高校生がチームメイトの試合を観る際にも、今回まとめる点を意識して観ると自分の”卓球脳”が磨かれ必ず自分自身に還元されるのでオススメです。

 

引用部分が教わった内容、通常の文章は私の考えです。

 

サーブ・レシーブのサポート

第1セットではいろいろな球種やコースでサービスを出す。それらの中から2個ほど、その試合で軸として使うサービスを見つけてあげる。

露骨に相手が嫌がっていればそれ、返球はされるもののそのサービスであればラリーには持って行ける(=レシーブ一発で得点されてしまわないサービス)ならそれ。レベルが上がれば返球率は上がるけれど、選手が試合で出せるサービスの中で最善のものを2つ。

その2つがそ第2セット以降のサービスの8割前後を占めるくらいがセオリー。残りの2割は見せ球。軸となるサービスだけに意識を向けさせないことを狙って出す。

全国大会ランク決定レベルでもこういう考え方で戦っているそうですので、中学生のベンチや私自身の試合ではより効果を発揮しそうです。プレーの始まりであるサービスを2つに絞ってしまえば試合内容にまとまりが出るからです。

見せ球からの展開では得点出来たらラッキー、そこでの失点は仕方ないんだと割り切って出すのが良いと思います。中学生の試合ではそういう風に伝えています。そうすれば見せ球からの展開についてアレコレ悩まずに済み、本来の軸である展開に集中することが出来ます。

 

時に選手が、相手のサービスの回転あるいは返し方をを全く分かっていないことがある。そういう時には外から見て、「あれはこういう回転だよ」だとか「あのサービスはバックじゃなくてフォアで軽く払ったらいいんじゃないか」などとアドバイスをする。そうやってサービスとレシーブのサポートをすることで、ラリーに持って行けるようにする。

ここは特に、自チームの選手・相手選手の動きを両方見ることが出来るベンチの優位性が発揮されます。プレーしている選手は自分の動きは見えず、返球するために身体を操作せねばならないので相手を見るのも限度があります。まさにベンチがサポートするという表現がしっくりくると感じます。

「バックじゃなくてフォアで~」というのはレシーブそのものだけでなく、そうした方がその後の展開が良くなることまで見越してのアドバイスだそうです。私にはまだまだ、そういう次元のアドバイスはできませんね…。(攻撃型の視点をかなり身に付けないと難しそうです。)

 

ラリーになってからは本人の実力が出る

ラリーになってからは本人がやるしかない。アドバイスは出来るけれど、サービス・レシーブに比べれば限られる。何故なら練習で出来ないことは試合中のラリーでも出来ないから。出来ないことを突然やりなさいと言うのは無理な話だから、選手の本当の力がそこで出る。

サービス・レシーブの話は近い内容をすでに教わっていましたが、こちらの話は初めてでした。これまで私はラリー中の展開にも何かアドバイスをしようとして、アドバイスの軸が定まっていなかったと思います。ラリーになってからはほぼ選手に任せるくらいのつもりでサービス・レシーブに集中することで、アドバイスをまとめやすくなり脳の疲労感も軽減されました。

「練習で出来ないことは試合中のラリーでも出来ない」というのは理解していたつもりでしたが、意味的理解に達していませんでした。ベンチワークについてのアドバイスを聞いた後の試合でそれを実感しました。今回の試合では選手が試合で無理なくできる範囲から外れないよう注意し、安心して使える技術周りで戦術的なアドバイスをすることが出来たと思います。

 

 

 

(おわり)