とんでもないクソ野郎

でした。顧問の教員が。

 

 

思っていたより遙かにひどい

県総体の会場にて、2,3年生のお母さんたちとお話ししました。その中で、顧問によるとんでもない暴言が明らかになりました。

 

3年生のエースAさんに対し、「お前の試合を観ているとイライラする」という言葉を最近投げつけたというのです。

 

負けたことについてとやかく言われていることは本人から聞いていましたが、想像を遥かに超えた内容でした。

よくもまぁそんなことが言えるなと。心がある人間なら到底口にできないような発言です。こんな言葉を吐く人間が教員である…たちの悪い冗談です。教育に一切関わらないでほしいレベルです。

 

 

確かにAさんは精神的に揺れやすく、緊張・力みが付きまといます。しかしそれには彼女の育った環境が大きく影響していると、私は見ています。

彼女のお父さんはAさんのミスを強く非難することが多く、それにブレーキを掛ける人が家庭内にいない状態です。卓球だけでなく勉強や日常生活に関しても同様で、家に帰りたくないこともしばしばだそうです。

 

これでは自己肯定感は低くなりがち、あるいはちょっとした失敗に動揺しやすくなります。そこに先生までもが同じような言動をするわけです。

そんな状況で勝てと言う方がおかしな話です。何の苦行だ、それは、と。

 

 

終わってから言うのは無能の証

Aさんが緊張しやすいことは1年生の頃から分かっていたはずです。2年時間があったのですから、普段から彼女の緊張を緩和しミスを受け入れ心を包み込むような声掛けを繰り返し、「こういう場面で緊張したらこういう戦術を採ろう」と決めておけば、今頃もっと揺れないメンタルを手に入れていたはずです。

 

私はそういう風にずっとやってきて効果は出ていたのに、私の知らないところでそういう全てを無駄にするようなことをやられていたのです。

「あんたが障害になってんだよ」と怒り心頭であります。

 

下準備をすることもできないくせに、終わって結果を見てから文句を言うのはお門違いもいいところです。

メンタルも、戦術も、試合での頭の使い方も、試合の運び方も、打法も。

全て事前の準備が肝要です。事前の計画が整備されていて、それを選手が実行せずに失敗したなら「ほら見なさい、言ったとおりになってしまったよ」と思うことも致し方なしでしょう。

例えそれでも、選手がそこで卓球をやめるのであれば言わなくてもいいかなと思います。その先も続ける場合に限り、私なら言い方を選んで伝えるかなと思います。

 

 

我慢の限界です。

もう、彼には変わってもらう他ありません。この先も不幸な子供たちを生み出し続けられては困るんです。

現場に一番近い私には、伝える責任があります。保護者・生徒から言われても変わらないので、もう選手たちの前で伝えるしかないですね。

 

罵倒したい気持ちで一杯ですが、人格否定をしてしまうと私も彼と同じ穴の狢になってしまいます。信頼できる男子部の元コーチ(OBのお父さん)に同席してもらい、私が切れそうになったらブレーキをかけてもらえるような状況下で伝えるのが一番かなと考えています。

 

 

(おわり)