いかにして悪いイメージを払拭するか

ある女子選手のお話。

 

 

イデア

市総体を通過した左バック粒のAさん、市総体での悪いイメージが拭えないようです。なんでも粒高のボールを他校のある選手にことごとく狙い打ちされたそうで…。そのこととその試合の負けが堪えて次の試合からは泣いてしまい、市総体が終わった後もそれを引きずっているようです。

 

私に対して自分から話し出すことがそれほど多くないAさんですが、市総体後の秘密練習では珍しく何度も、粒高を狙われたという話をしていました。

LINEのひとことコメント?を見ても、トラウマが云々…みたいなことが書かれており、タイミングを考えても恐らく粒高のことなのではないかなと。

 

今悩んでいるのは、地区総体前の秘密練習が前日の一回のみとなったこの状況で、彼女の中の悪いイメージをどう払拭するか、自信を回復させるかということです。

 

秘密練習にて私が伝えたのは以下の内容です。

  • 相手の出来が良かったから、ある程度は仕方ない。
  • ●●さんとの試合は忘れて、◎◎さんとの0-2から挽回して勝った試合を振り返ること。
  • 粒を狙われる場合は、粒を一回使って相手が繋いだらすかさずフォアハンドで攻め込んでいくこと。
  • 粒高での打法・球質は十分に多様化していて、安定感も増していた。私が見ていた3月頃より、数段レベルアップしているということ。

 

もう技術でカバーする時間はないので、精神的に回復させることを目指す他ないと考えています。そのためには、粒を狙われる展開を避ける方針、粒高のボールそのものは悪くなかったことを伝え…

と書いていて、もっと彼女が今思うことを聞かないといけないなと思いました。同じことでももう一度聞いて、それを受け止めることからかな…

 

もし読者の皆様に何かしらのアイデアございましたら、コメント欄にてお知らせください。

 

 

追い詰められている

秘密練習に参加していた3年生3名は4月から秘密練習からは遠ざかっており、市総体の試合が終わった後でAさんと少し喋った時に、「(来週の)月曜日、行ってもいいですか?」という話が出ました。

彼女の場合は受験のため勉強へシフトする…という感じではないと思われますが、まぁ他2名がフェードアウトしていくに伴ってというところでしょうか。

 

そうは言ってもやはり地区総体で終わることへの恐怖を感じるらしく、「総体いや~;;」と漏らしていました。

(いや~!そうなるんだったら4月からも継続して来てくれれば…下回転に対して反転ツッツキで対応するとか、相手のドライブをフォアハンドで狙い撃ちするとか、粒高の逆モーションで狙わせないとか、技術の向上で解決を目指せたんだけど…まぁでも彼女にもいろいろ事情があるんだろうから、責める気持ちはないんだけれど、う~ん~…)

 

 

これまで秘密練習の参加者確認は、秘密練習のグループラインを作ってそこで参加する意思を発言してもらうという形を取っていました。それをここ2週間はラインスケジュールからイベントを作成し、それに参加する人は〇で回答してもらうようにしています。

 

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 これならグループラインに流れるのはイベントを作成しましたという一回のみで、いちいち参加者が応答するたびに携帯を確認する必要がありません。私のためというより、参加者の皆さんにいちいち連絡が行かないよう。

 

2回ほどこの機能を利用してみましたが、イベントを作成して1時間ほどでAさんからは参加の旨が回答されています。来週水曜日分も気が早いと思いつつ木曜日に作成したところ、木曜日の夜のうちにAさんからは回答がありました。

やる気があるからというよりは、地区総体のプレッシャーが表れているかなと思いますね…。

 

 

 

(おわり)