邦題:残酷で異常。2004年公開。
ジャンル:サスペンス。
あらすじ
殺していない妻殺害の罪を追及され、男は永遠に妻殺害の現場が再現される奇妙な建物に閉じ込められる。
Amazonより
個人的な評価 ★★★★☆ 4/5
邦題:残酷で異常。洋画によくあるヘンテコ邦題、しかしアマプラでの評価は☆4つ。それに加えてあらすじから、何らかのタイムリープ的要素を感じ取り、これはなかなか面白いに違いないと思い視聴。
アマゾンではカテゴリーがホラー、サスペンスとなっていますがホラーと聞いてイメージするようなシーンはなく、ホラー苦手な私でも問題なく観賞できました。
キリスト教における人生観・死生観を垣間見ることが出来て文化的な勉強にもなりました。
タイムリープ系の作品は、どのように終幕となるかが重要です。超絶完璧ご都合の良いハッピーエンドや全く救いのないバッドエンドは個人的にはNot Good。そういう点で今作品はハッピーな要素とほろ苦さのバランスが絶妙で、私は観てよかったと思いました。タイムリープ系が好きな方には大変オススメです。
主役の俳優さんがワルドナーに見えるなぁと思いながら観ていました。笑
※以下ネタバレ含む個人的な考察
終盤でドリスが二重に存在するタイミングがありますね。過去と現在、past と nowということで、過去のドリスをp、現在のドリスをnとしましょう。
正確にはnは霊体?のようなものになっていて、pが自殺を図ろうとしています。エドガーがpの自殺を回避させたことにより、その瞬間にpは消滅してnに集約されたように見えます。けれども時間軸的にはnがpの時間へ移動しています。
pの存在はなかったことになったかと思いきや、今わの際にエドガーがpへ伝えた言葉を現在では老婆となったnが記憶しています。
…考えていたらよく分からなくなってきました。細かいことは考えず、うまくまとまってよかったということにします!
(おわり)