久々の大会 7/16①

県南部のチームが出場するリーグ戦に、普段練習するチームの一員として誘っていただき初参加してきました。Sリーグから6部か7部あたりまでに分かれており、各リーグに5チームが所属。リーグ内で優勝すれば繰り上がり、再開になると繰り下がるシステムのようです。

今回はこの大会で経験したこと、考えたことを記録します。

 

メンバーは五人、チームリーダーAさん、戦術・技術的な柱Bさん、Aさんの後輩?のCさん、大学生のDさん、私。

Aさんは時々、私が外部コーチをしている中学校にいらして練習相手をされています。私がこのチームで練習するようになったのも、中学校で出会って誘っていただいたから。Bさんはレッスンプロ、我が校のエース三年生の一人を個人指導されています。CさんはAさんを○○先輩と呼んでいたので、学生時代に同じ部活に所属していたのかもしれません。ただ大人になると見た目からは年齢がはっきりと分からないのでなんとも言えません。

レベルは聞かされず会場入りしSリーグであることを知り唸りましたが、シングルを4本戦い2勝2敗。内1敗については時々ゲーム練習をする方が相手でした、普段0-3でサンドバックにされているところを2-3まで持ち込みました。、対カット用戦術を引き出すところまで追いやりました。なお、あと二つの対カット用戦術を残していたよと試合後教えていただきました。ぐぬぬ…;;

 

Aさん・Bさんと、中学校のアレコレについてお喋り

2台進行で4チームが試合し1チームがお休み。最初に我々のチームがお休みだったので、AさんBさんと部活のアレコレを含めいろいろお喋りしました。

 

[違和感]

私が部活について違和感を感じる箇所とは異なりましたが、Aさんも部活というか先生のやり方に違和感を覚えているようです。具体的には県内上位の高校に遠征させることに対して。

 

確かにあの中学校は地区総体で勝てる、県総体でも勝てるかもしれない。でもあのレベルの高校に行ったら相手にもならない。ラリーにすらならないんだから練習にならない。中学生も高校生もどちらも得をしない。何を考えてあそこへ連れていくのか。何か勘違いしているように感じる。

といったご意見を頂きました。

それから、顧問の先生が試合前やセット間に選手を追い込む・追い詰めるような発言をすることを話すと、そのことはある保護者の方からしょっちゅう聞かされていたとか。この話をしていた辺りでプロコーチのBさんがお喋りに合流。「何の話?」と仰るのでセット間に選手を追い詰めるんですと言うと失笑。Aさんからは、「もしアレなら俺から先生に言うよ?」という言葉もいただきました。今までに何度か、先生に直接モノ申してきているそうです。

しかしながら、それはAさんから目に見えたことについてです。ベンチでのイカれた行動についてAさんが直接見聞きしているわけではないので、それに接触している私が伝えるべきだなと考えています。Aさんから言ってもらったとして、「どこからそういう”苦情”が行ったのか」と生徒にとばっちりが行きかねません。Aさんと家族ぐるみで繋がっている生徒は1人だけですから。

 

[ラバー]

Bさんに、ロゼナについて尋ねてみました。別の卓球スクールで教わっている生徒二人のフォア面がロゼナに変わり、Bさんに教わっているエースもフォア面がロゼナになっていたからです。Bさん曰く…

今までのラバーはオモチャみたいなものだった。ロゼナはもう少しパワーが出る。モワモワッと(こんなような表現をされていたような…)球を持って、取りづらいボールが出る。ラクザ7だと少し荷が重いし、重量も重い。ロゼナは軽いのも良いところ。 

 この流れで二年生のエース(目元がLiu Shiwenに似ているのでLさん)のフォア面についても相談したところ、

スピードドライブをしたいならラクザ9がいいんじゃないか。7でもいいかもしれないけど重い。7ソフトはありかもしれないが柔らかすぎるかもしれない。…ロゼナいいんじゃない?(笑) 

 と、いうことでございました。

このことから私が考えたこと、Lさんの用具については別記事へ。

 

兄さんたちの試合の様子

Bさん・Cさんの試合の様子は普段のゲーム練習から想像したものに近いと感じた部分もありましたが、意外な部分も見られました。

Aさんは鬼のような雰囲気になるのかと想像していましたが、実際には卓球少年のようにミスしてもニコニコとしています。「俺だめだ~、ヘラヘラしちゃう^^;」と仰っていました。また、新調したばかりのテナジー64の硬さによりコントロールができないとぼやいていました。暑さ・湿度・ラバーの硬度・大会であることなどが作用していると思いますが、普段より大味なプレーが多く、長所であろうしなやかさが抑制されていたように感じました。

Bさんはより目つきが鋭くなり、相手を睨むような、卓球”選手”らしいあの目付きに。まぁ普段から三白眼で、そういう集中の仕方をしてらっしゃるのですけれども。意外だったのは、入るか入らないか分からないスマッシュを結構放っていくということ。ダブルスの審判をしていると、「えっ、それそういう感じで行きます?」と思わせられるような博打プレーがそこここに。「良かった、入ったわ」という言葉も漏れていました。また、シングルスでは序盤で2連敗し「もうシングルス出ない。全然上手くいかないし気分良くなれない。」とスネて?おられました。これが今大会一番意外でした。あぁ、こういう競技レベルでこういう雰囲気の人でも、こういう感じになるんだなぁと。

Cさんも多少普段より目付きが鋭くなりましたが、ミスに対しても淡々と対応。三名の兄さんたちの中では一番、私が知っている普段の様子と変わりないように見えました。(実際には分かりませんけれども。)AさんとCさんはダブルスを組んでおり、それぞれとお喋りしている中でパートナーに関する見方も飛び出しました。Aさん曰く「Cの『入れなきゃ』っていう緊張が伝わってきちゃって、こっちも入れなきゃって思っちゃうんだよな」だそうです。CさんにはAさんがニコニコプレーするのが意外だったという話を振ったところ、「あれがいいんだか悪いんだか、ね」と思うところあるようでした。

 

ベンチワーク

 私がミスをしても首を傾げたりしない、首を振ったりしない。ベンチに戻っても、否定するようなことは言わない(ただし私が攻め急いだというか無理打ちしたところについては、Bさん「あれは我慢だぜ」というようなアドバイスをいただきました)、精神的に追い込まれるようなことは言わない。だからミスして不安な気持ちになることはないし、適切な自信を持ってやっていける。

主にアドバイスをしてくださったのはBさんでした。内容はどこを狙うとかどこから打たせるとかそういう戦術的なことではなく、スゥーとカットとツッツキを送るという、いつもBさんから言われている戦略的なことが中心でした。

私なんかまだまだ、何ということもないミスや準備不足、力みなどあるので、細かい戦術を通すレベルではありません。となればいかにそういうミスを減らしていくかが要です。”スゥーっと送る”というのはカット型にとって柱となる考え方で、これだけでミスが減ります。これを因数分解すれば、切ることは考えず、力を抜いて、スイングは振り切り、台の奥へ飛ばす…ということなのだと思います。それをまとめて体に理解させるには、上記の言葉が最適なのです。