戦型・用具を大きく変えたい気持ちのある生徒が、1年生の中に現在2人います。
今回は彼らのお話です。
1人は先日の記事で言及した、カット型に転向したいAさん。市新人から数日後の練習にて、休み時間を利用しカットの触りをやってもらいました。それから一週間ほどたち再度話してみましたが、転向したい気持ちは強まったそうです。市新人戦で話した時には10点満点で6点くらいの気持ちでしたが、今回確認したところ8点まで上昇していました。自分の中で踏ん切りがついたら教えてね、と伝えました。
もう1人はフォア表バック粒のBさん。彼女も市新人で「バックハンドを振りたい」と話してくれたので、数日後の練習の休み時間に他の1年生からラケットを借してもらいバックハンドを打ってもらいました。振り方を細かく教えずとも合理的なスイングができており、緩い上回転・下回転を簡単に相手コートに打ち込むことが出来ました。技術的な障害はなさそうです。(彼女の何を見てフォア表バック粒を押し付けたのか、理解に苦しみます。)それから一週間経って転向したい気持ちを尋ねると、10点中9点。変更する決心が付いたら教えてね、と言うと「私はもう、決心付いています」とのこと。Aさんよりも大人しいというか、自己主張が控え目な人と思っていたので意外でした。
これは彼女の意思を尊重し、遅くとも来週中には私から先生に伝えようと思います。念のため、次回Bさんに会った時に最終の意思確認をし、私から先生に伝えて良いかも尋ねます。
もし先生が反対するなら何とか説得し、それでもダメなら使える手段をすべて使って押します。果たして先生は、生徒の意思を尊重するのだろうか。それとも、チームを優先して生徒の意思を無視するだろうか…。前者であることを願っています。
(10/16 追記)
Bさんに「今日の内に先生に確認しようと思うけど、いいかい?」と尋ねてYESの返事を貰いました。その後で私から先生に伝えたところ、あっさりOKが出ました。「本人がそう望むなら、いいんじゃないか」とのことでした。(だったら何故、最初から本人たちに戦型を選ばせないのか…。)
早速Bさんに知らせ、マークVの中厚(なければ中)に替えてごらんと伝えました。念のためラバー名とメーカー、厚さをメモして渡しました。
その2日後、Bさんはバックを裏ソフトに替えて登場しました。私との練習ではバックツッツキを練習し、数分で裏ソフトのツッツキを掴んだようです。後は彼女の望んだ、「バックハンドを振ること」をやっていきたいですね。
(おわり)