高弾性とテンション 2

今私が指導しているカットの子は、フォアに高弾性ラバーを貼っています。

カットにしろ攻撃にしろ、こちらからは弾みが足りないとは見受けられないのですが、そろそろテンションラバーを試しに触ってみてもらおうかなと考えていました。

一年弱高弾性を使ってきてツッツキとカットの感覚はある程度付いたのでここらで少し触ってもらって、気に入らなければ高弾性のままで全く問題ないですし、今より良いと思えば乗り換えることも可能な段階と思ったからです。

 

カット用ラケットを集めるのが個人的な趣味の一つでもあるので、現在の彼らの用具とフォア面だけが異なるものを某所で見つけ購入しました。

フォアのラバーはラクザXソフトの中厚でした。

 

先日の練習で彼らに貸して使ってみてもらったところ、非常に好感触らしいです。

 

もう少し弾む用具に慣れている私にとっては、弾まないしボコンボコンという打球感覚だなぁといったところですが、彼らにとっては「すごく使いやすい!」らしいのです。

確かに今の彼らの用具に比べると少し弾みが強く、回転も高弾性でかける感覚に上乗せされてかかるのでそう感じるかもしれません。   

しかし別の用具、特によりパワーのある用具を使いだした時には得てして良い部分ばかり見えて、今まで出来ていた技術がやりにくくなる不具合に気付きにくいものです。

 

しばらく貸して使ってみてもらい、その上で聞き取り調査をするつもりです。

 

ラクザXsoftがベターなのか、それとも他のテンションを試すのか、今の高弾性のまま厚さを上げるのか、はたまた今のまま行くのか。

最終的に決定するのは本人とご家族ですが、選択肢を示せたことは良かったのかなと思います。

 店頭で試打というのはなかなかできませんし、そもそも高弾性とテンションがこれだけ違うということも教えてもらわなければ認識できませんからね…。