最近、中学校での練習から帰る途中で興味深いものを発見したのでそのことについて。
部活が終わって、生徒たちが体育館から自転車置き場まで歩いていくのを見ました。
部員は10名強いるのですが、その日は2人のグループ×4と3人のグループ×1に分かれておりました。
(普段から仲が良いと思われる人たちに分かれているので、順当ではある訳ですが)
内訳は次の通り。
- 2年生2人;エースと部長(カット型)
- 2年生2人;シェイク裏裏とカット型
- 2年生2人;ペン粒とペン粒
- 1年生2人;小学校から卓球をやってきた2人
- 1年生3人;中学始めの3人
一年生
まぁそれも自然かなぁという思いと、なんだか寂しいなぁという思いがあります。
小学校からやってきた2人は部内エースに次ぐ技術力の持ち主で、卓球の知識量が他の1年生と段違いです。女子中学生なら卓球の話以外にも話題はあるのではと思うのですが、やはりこの2グループに分かれてしまうようです。しかも5人が側にいて2,3でおしゃべりではなく、完全に物理的な距離があってちょっと笑ってしまいました。うーむ…。でもでも、大会会場では1年生全員でまとまって観戦したりお弁当を食べていたので心から隔絶されている訳ではないとは思います。
私自身も、全国レベルの選手とそうでない選手が1:2くらいの割合で構成された部に所属していたので、同じような経験はあります。バックグラウンドが違い過ぎて話が合わないのですよね。あちらは私たちと話していても卓球の話が通じないしこちらが何を言っているかよく分からなくて辟易する。こちらは彼らと話していると卓球以外の知識量や語彙の違いに疲れてしまう…。仲が悪いわけではないのですが、自然と見えない壁ができていたように思います。
まぁ、中学生の場合はそこまでの差があるわけではないのですがね…。似たような感覚があるのか、それともまた違うのか。1年生たちに聞いてみたいなと思うのは、帰りながらどんなことを喋っているかですね。その内容によってなんとなく推測ができるかなと思います。経験者の2人が卓球トークに花を咲かせているのなら、それはとっても嬉しいなと思います。同時に、中学始めの彼女たちを出来る限り経験者へ近づけていくための支援をしたいなとも思います。
二年生
こういう分かれ方をする理由として、一つ仮説があります。それは、卓球へののめり込み具合で分かれているというものです。エースはもちろん、強くなりたいという気持ちが部内で一番強く、2年生の中でそれに続くのが部長の彼女です。つまり卓球への熱量が近いです。他の2年生とこの2人の間には熱量の隔たりがあるように見えます。
他の4人の分かれ方の理由は分かりませんが、やはりペン粒同士で熱量が近いから接近しているのかなと推測します。普段の学校生活の様子も見られれば、誰が誰を一番信頼していて…なんてことも分かるはずなのですがね…。うーむ口惜しい。
いろいろ書いてきましたが、誰かと誰かの仲が悪いというのはないように思われます。この判断は外から見た様子によるものなので本当のところは分かりませんが、今のところ彼女たちは裏でこそこそ悪事を働くような人間ではないと思えます。
ただこういう、○○さんにとって一番信頼できるのは◎◎さんという情報を入れておくと何かの時に役に立つだろうなと思います。特に誰かの心が参ってしまったような時に。