次回の練習で、試してみたいことがあります。
それは、練習メニューを決める際に「何を一番大切にしてその練習をするか」を宣言してもらうということです。
この狙いや予想する効能は次の通りです。
- 自分で口に出すことで、そのポイントに対する意識が保たれる。
- 練習相手がアドバイスをしやすい。初めて来校するような人においては特に効果が期待できる。
- 卓球に対する理解度/思考の深さを探ることができる。
シンプルなことでいいので一つだけ宣言し、練習中に意識するようにします。複雑なことを宣言すると、意識も練習メニューもまとまりがなくなってしまうかもしれません。
意識するポイントを替えれば、同じ/似たメニューでも様々な練習ができます。
以下、それぞれの練習メニューに対して予想される、中学生の意識宣言パターンです。私なりに考えて書き出してみました。中には「これは高校生以上でないと出てこない/難しいだろう」というものも出てきてしまいました。番号が大きくなるほど難しいものにしたつもりです。
○ワンコース練習
①テンポ・球速・回転量・コース・長短・高低のいずれかを意識する
②↑のいずれかの要素について、質を上げる or 揃えることにこだわる
③球質に変化を付けることを目指す
○フットワーク練習
①動く速さを上げる
②相手を見て予測する
③動き方に意識を置く(足の向き、動きながら打つ感覚、どこに力を入れるか…etc)
○サーブから云々
①サーブの質
②三球目の質(うちぬくのか、五球目を見据えた繋ぎをするのか)
③サーブしてから相手を見て準備
(これはサーブの後どういう展開になるかによって幅広い)
○サーブからオール/ゲーム練習
①こういう方針を取る(スマッシュは思い切り打つ、迷ったらツッツキ…など)
②~点は取る
③こういうパターンを試す/狙う(バックに集めてフォアに決める…など)
全体練習が始まる前に全体に伝え、私との練習では意識宣言をしてもらおうと考えています。試験的な導入なので、もう少し反応パターンを想定し実際の様子を観察したいと思います。
どのような意識宣言がなされるか、楽しみです。
(おわり)