再びテンションへ

直近のラバー変更でフォア面をブルーファイア特厚からマークVHPS厚に替えていましたが、再びテンションへ回帰することにしました。

 

                   

ラクザX厚へチェンジ

                   

ブルーファイア厚にすることも考えましたが、下回転系の技術をする際に少し柔らかい感じがすることと、練習量に対して金額が高いと思い別の候補を探しました。

そこで以前から気になっていたラクザXに注目。

ヤサカのメーカーカタログでは硬度が45~50°となっており、これはメーカーの基準ではラクザ7の硬度と同等とのことです。

かつて7を使っていましたが、そこそこの硬さでツッツキはしやすいものの私の技量ではドライブに難ありといったところでしたのでどうかなと思っていました。

ところが先日友人のラクザXで打たせてもらうと、予想より柔らかい感触です。

 

グーグル先生にラクザXとラクザ7の違いを尋ねると、やはりXの方が柔らかいという感想が多く見られました。

興味深いなと思ったのは、「手で触るとXの方が硬いくらいに感じるが、打ってみるとXの方が柔らかく感じる」という感想です。

私も実店舗で触ってみましたが押して感じる硬さはあまり変わりません。

しかしちょっとした球突きをした感じ、確かにXは柔らかく感じます。不思議ですね。

この記事を書いている日の午後には実際に打てるので、どんな感じか楽しみです。

 

グーグル先生によればXはテナジーと同等かそれ以上の重さとのことだったので重量が不安でしたが、思ったほど重くならずに済みました。

167.4g→175.6gで増量したものの、ブルーファイア特厚を貼っていた頃よりは軽いです。

 

気付けばヤサカさんには5,6年お世話になっています。

ラクザ7にマークVHPSにラクザX。性能の割にお安いのがこれ魅力。

ちょうちょさんは高すぎます…。

 

 

                   

高弾性への不満

                   

台のそばでのフォアドライブや強打に対してのカットがやりやすいなど高弾性の良さも感じていましたが、いくつかの点で不足が生じたため変更することにしました。

 

①台上でのツッツキが切れない

フォア前に短いサーブを出されたときに、コンパクトなスイングでゴリッと切ることが難しいと感じました。

マークVHPSが柔らかいからなのか、それとも高弾性とテンションの違い故なのかは断定はできませんが、小さい動作で切りやすいのはテンションなのかなと思っています。

 

また、私は自身の中で最も優れた技術は裏ソフトでのバックツッツキだと思っていて、そこでエネルギーのロスを感じます。

ゴリッと切るためにはもう少し硬さが必要だなと思ったところです。

(この技術だけならラクザ7が最高だったのですが…。)

 

②フォア/バックカットが浅くなる、止まる

これもかなりストレスになっていました。

きちんと前方向へ体重を乗せていければ深くは入るのですがやはりとっさのカットで浅くなり、相手のツッツキ/ストップがより短くなって苦しくなります。

また深く入っても止まるらしく、相手が打ちやすいことはHPSに替えた直後に指摘されていました。

 

中学生の相手をするにはある程度打ちやすくて良いようですが、社会人の方々と打つとほぼ指摘されるのがカットの浅さでした。

浅いから打ちやすいということはなくむしろ強打はしにくいということでしたが、打つ側としては対応の選択肢が増えるということで、もっと深いといいねとも言われました。

確かに格上に食らいつくには深くて伸びるカットが必要と思われました。

テンションの頃のように深く差し込むカットがしたいということも変更を決める一因となりました。

 

③バックへの影響

フォアのラバーの反発が落ちたことにより、バックの粒高の飛びも落ちました。

残念ながらこれは私にとってはマイナスで、カットはフォア同様浅くなりがちになり、台から出たボールに対してのツッツキも伸びずに止まってしまうと感じました。

これに限らず全体として、今まで丁度良く飛んでいた所が飛ばなくなるのはストレスになるなぁと感じます。

飛び過ぎであれば弾みを落とすことが正解になり得るでしょうが、私の場合はフォアドライブ以外は丁度良いと感じていたため、弾みを落としたことによりフォアドライブ以外のほぼ全てに不満を抱えることになってしまいました。

確かな技術力と練習量があれば対応できるのだとは思うのですが、いかんせんどちらも私には足りていませんね…;;

 

④反転してのバックハンドが飛んでいかない

これは単に弾みが落ちただけでなく、高弾性になった故と思われます。

バックサイドに浮いてきたボールに対して反転しフラットに打つのですが、その時にネットを越えないことが多発します。

これも技術力と練習量があれば違うと思いますが、私には難しいようです。

同じく、今まで大して注意せずとも入っていた所に毎回気を遣うというのは大変な話です。

 

 

一度テンションの味や弾みを知ってしまうと高弾性に帰るのは難しいのかもしれません。

その点でも、初心者がテナジーを使うべきではないなぁと思う所です。

私にとっては不満が生まれてしまいましたが、弾みや回転量が分かりやすいということには変わりありません。卓球を初めて使うラバーとしては高弾性は素晴らしいと思っています。

 

(おわり)