粒高や表ソフトラバーを使用している人ならご存じでしょうが、もう一方の面の裏ソフトを別のラバーにすると粒・表の打球感が変わるという現象があります。
先の記事でも言及していますが、最近中学生に別の裏ソフトラバーを試運用してもらっています。
バックについて感じが変わるか尋ねたところ、一人が「弾むようになった」と回答してくれました。
これについては、そうなるだろうなと予想していました。
私も何度も経験してきましたが、より厚いラバーもしくはよりエネルギーの大きいラバー(高弾性よりテンション、テンションの中でもより弾むもの)を貼ると、バックの粒高が弾むようになります。
時にそれは粒が倒れづらい感覚になったり、逆に球持ちが良くなって切りやすくなったりします。
弾むと答えた彼女に「それはプラス?マイナス?」と突っ込んで尋ねてみると、プラスとのことでした。
ツッツキを深く送りやすくなる点でプラスとのことでしたが、しばらく使ってみてもらいながら、他の技術についても聞いていこうと思っています。
私が高校で経験したようなことを彼女はすでに通過しようとしているなぁと、嬉しいのと寂しいのとで複雑な心境です。
そもそも私がカットマンを志したのが高校生になってからで、そこから粒高に触れたので当然ではありますが、当時「フォアを替えるとなんだかバックの感じが変わるなぁ」程度にしか思っていませんでした。
当時の私より中学生である彼女の方が、違いをよりきちんと感じ取ることが出来ているようです。さらにそれが自分にとって良いのか悪いのか判断もできています。
私から見ると子供と言うには違和感があるくらいにはオトナびているのですが、「子供たち」(というか、女の子?)の能力には目を見張るばかりです。