新入生が”たくさん”入部し、少人数練習も実現しようとしています。
ようやくチェンジが始まる予感。
新入部員
仮入部には最多の日で30人を超える新入生が訪れており、14,5人にはなるだろうと予想していました。ところがどっこい、20人強の新入生が入部しました。まずは彼らの氏名を覚えるところからですね。それから、入部することになったきっかけを聞いてみたいところです。
先日の練習に1年生が参加しており、仮入部で私と打ったなぁと見覚えのある人もちらほら。いろいろの都合を考えると、休日練習は前半組と後半組に分けていくべきでしょう。
先生が相変わらず適当に戦型を決めていたようですが、心配です。何も教えない段階で打たせて、その状態で戦型を決めるなどどうかしています。
早く戦型を決めればラケットを早く買える、そうなれば打つ数が増えて上手くなる…そういう思考がどこかにあるのかもしれません。しかしこれもまた短絡的で、長期的な視野を欠いています。
外食産業のある優秀な経営者は、新規店舗オープン前に実際の店舗で1ヶ月の研修を行うそうです。当然その間集客による利益は上がりませんが、オープン後と同等の給料を支払うのです。「サービスの質を高めるには、こうした事前の人件費を惜しみなくかける」とのことでした。
3年の夏で勝たせたい、本当にそう思うのなら事前の準備にもっと時間をかけるべきです。まずは各戦型のトップ選手の試合映像を見せ、それぞれの長所・欠点を説明し、その上で希望を聞き、さわりを教えて打たせてみて、それから生徒と相談しながら決めていくべきです。教育をスポーツに持ち込もうとしながら、戦型を一方的に押し付けるのは矛盾しています。
まーた愚痴になってしまいました。
「新入生の用具については相談させてほしい、でも戦型はこちらで決める」と先生から告げられまして。まぁ結局は生徒たちを思うようにコントロールしたい、”自分のクラブ”を作りたい、というところが根幹なのでしょう。
そういう私はどうなのか、その辺りが怪しいところです。本当に子どもたちを想って憤っているのか、自分の思うようにならない部分があるから気に食わないのか。認めたくはないけれど、後者の要素が無いと言ったら嘘になるでしょうね…
第三者が上述の決め方に対して「なるほど、子供たちのためにはそうすべきだ」と言うなら悪ではないんでしょうけれども。
何にしても、卓球を選んで良かったと、1年生にそう思ってもらえるように動いていきます。
チャンピオンゲーム
1年生がある程度打てるようになったら、2年生1人と1年生3人くらいを1台に付けて「チャンピオンゲーム」をすることを提案するつもりです。
これはまずじゃんけんでチャンピオンを決め、残りの人は挑戦者となります。挑戦者のサービスから2点、チャンピオンのサービスから1点、計3点を挑戦者が連続して取った場合にその人が新たなチャンピオンとなります。
挑戦者側は自分のサービス2本で同得点するか組み立てる練習と、何とかレシーブから1点取るためのレシーブを練習することができます。
チャンピオン側は1点でも取ればその座を維持できますから、まずは相手のサービスに対して思い切ってプレーする訓練ができます。実際の試合でも相手のサービスからであれば相手有利、うち1点でも取れれば上出来です。2点失ったとしても、自分のサービスからなんとか1点取ることを考えるので、サービスからの組み立てを練習できます。
実力が頭一つ抜けているけれど、必死にあがけば時々攻略できる…それくらいの実力差がある人が1人いると、思考が活性化されます。ですから2年生1人と1年生数名とします。
少人数練習
今月中に実現されそうです。
練習する本人たちが、自身の集中力や練習効果の違いを感じられると良いのですが…。その結果、総合的な満足度が上がって勝ちにもつながる、というのが理想です。
やる内容は違っても、方針は私がいつも見ている例のプロコーチのレッスンを模したものです。刹那的な球威ではなくまずは試合で入るボールを追求し、サービスレシーブ及びそこからの展開の強化を優先的に行っていくつもりです。
卓球に対して一歩引いているように見えた数名も、初回の少人数練習への参加を希望しているようです。これは意外か、はたまた私の目が節穴か。
より短い練習時間で強くなってほしいですね。
実際に始動したら、秘密練習同様1つの記事に記録していこうと思います。
(おわり)