ある中学生について思い出したお話があるので書き留めます。
彼女のお母さんから聞いた話です。
彼女は大会で粒高の選手に負けた次の日には、同じラバーをお母さんに貼ってもらって練習したそうです。
中学から始めてクラブに通っている訳でもない点では普通の選手ですが、こういうところに圧倒的な能力の高さを感じます。男の子ならまだしも、女の子でなかなかここまでやれる選手はいないと思うのです。
実際、この話を友人に話したところ驚いていました。この友人はかつて全中に出場した男子選手ですが、父親がそういう対策をしようと言い出したことはあっても自分からそう言い出したことはなかったそうです。ですから、「女の子でそれはすごいね」とのことでした。
こういう話も含め、彼女の運動に対する能力は非常に高いとしばしば感じ、そのたびに「すごいなぁ」と尊敬してしまいます。まだ真の理解はされないと思うので、本人に直接は言わないのですけれどね。もしクラブなどに行ってもっと卓球に時間をかけたら結構な選手になりそうですが、お勉強も卓球と同等に頑張ってもらいたいですね。
(おわり)