2/25の練習

日も伸びて、暖かくなってきました。

卓球をするには最高の気候になりつつあります。花粉の飛散を除けば…。

そんな中練習してきましたので記録します。

 

 

我が友人からのアドバイス

先週友人から聞き取りしたアドバイスを全体に伝えました。

 

悲報

私の直弟子の一人、カットのXさんが利き手の小指を骨折したとの知らせを受けました。来週の金曜日には治るとのことで軽微なようです。ホッとしました。

万が一にも卓球出来ない体になったらと思うとゾッとします。

遊んでいて?体育館の肋木(あの梯子のようなもの)にぶつけたそうです。

小指はカットで一番大事ですから養生してもらいたいですね。

 

カットのYさん

ラクザ7ソフトに替えて、攻撃技術も良い感触とのことでした。カットにも問題はないとのこと。ようやく出会えたようです。良かった…。

ラバーを選ぶ側として、一仕事終えたなと言ったところです。

 

今後どういう風に進めていくかの指針を印刷したプリントを渡し、あとで読んでもらうことに。

最優先課題のバックカットを時間いっぱい練習しました。

バッククロスとバックストレート。バッククロスでの私のドライブが安定しませんでしたので、早めにストレートへ切り替えました。

Yさん、なかなかバックカットが安定しません。飛び過ぎたり飛ばなくてネットを超えなかったり、詰まって威力を殺せず弾けてしまったり。バックカットの安定を欠く理由はいくつか見受けられたので、列挙してみます。

もっとぶつける必要アリ

話をしてみると、裏ソフトと粒高の扱い方が違うということは理解し、区別しているようです。しかし見るに粒での当て方がまだ弱いです。粒にぶつかるエネルギーが少なく、すなわちドライブのエネルギーを吸収できていません。力を入れるとは違うのですが、もっと強く当てないといけないなと思います。(他のポイントと関連します)

身体の捻り

これは一年生のカットの選手含め、三人全員に共通するポイントです。台に対して身体も足も平行なままカットすることが多く、これではバックカットのための空間が作れません。ちょうどいいボール以外には対応できないのもここが原因と思われます。

左足を後ろに引くことができれば、自然と身体は捻られます。そこから上半身を前に向かせるように、つまり捻り戻すようにして後ろから前へのスイングを作ります。

これができれば強いボールには大きく左足を引いて対応し、短いボールには右足あるいは左、右の順に足を出して対応できます。

この左足後ろの感覚や見える景色は、椅子に座ってカットすることで体験することができます。この練習法は本日、一年生のカットガールに試してそこそこの成果が見られました。次回の練習で、二年生に対しても実施しようと思います。

肩甲骨がブレる

これは私が大学で唯一?、監督からもらった具体的なアドバイスです。肩甲骨が動かないようにすると、肘の位置のズレが抑えられてカット(のスイング)が安定するとのことでした。これは三人全員に当てはまると思われます。

肘中心のスイングになっていない

特にYさんは、肘より肩中心でバックカットをしているように見受けられます。これではスイングスピードが確保できませんし、先述のようにズレが大きくなります。肘を開き切ってのカットへと修正していければ良いなと思います。

 

4つ挙げたのですが、全てを伝えるべきかは熟慮する必要があると思います。ポイントが増えると情報が錯綜して修正しにくくなるからです。

私に肩甲骨だけアドバイスをくれた監督のように、コレ!というものだけ伝えるのが理想かなぁと思う所です。

絞るなら、肩甲骨を動かさないことと左足後ろにして体を捻ることですね。

ぶつけることに関しては、私と彼女で感覚が違いますから彼女なりの粒の扱い方で良いですから…。

肘についても、動いていないわけではなく肩が動き過ぎているだけとも見えるので、やはり上記の二点かなと。

 

フォア裏バック表シェークのAさん

計8点マッチを3セット。しょんぼりしてしまったのでチェンジ。これも失敗か…。彼女にはまだ、戦術的な練習はフィットしないようです。

彼女のフォアストレートだけでドライブとツッツキを使ってラリーを続ける練習を時間いっぱい。彼女のドライブには部内で随一の破壊力があるのですが、その分カールP1の圧倒的な反転性能によって激烈な回転のカットが返ってしまいます。

1本ドライブ、2本ツッツキをセットで繰り返すように決めました。が、打ちたがりだからなのか指示が抜けてしまうからなのか、ドライブとツッツキ交互に繰り返していました。

ドライブを落とすときは、肘を畳み過ぎて肩の高さまで来てしまっています。これは伝えましたがあまり変化は見られません。

また、ブチ切れのカットに対するツッツキの感覚がまだ掴めないようです。ツッツキといっても合わせる感覚なのですが、自分から切ろうとして落としたり、余剰分のエネルギーをラバーとラケットで吸えずに吹き飛ばしたり。

彼女はクラブで教わっている選手なので、私からそれほど多く言わなくてもいずれ修正が入るだろうと思います。

 

ペン粒のBさん

繋いで途中で変化を付ける、あるいは決め球を打っていく練習をしたいということでしたので、バックワンコースで練習することにしました。

私がバックにロングサーブを出し、そこからバッククロスでほぼオール。どちらかの打球がバックから出たら全体でオール。最初私からは変化を付けずにやり、途中からは私の三球目で”ズラす”パターンで練習しました。

極めて深いロングサーブに対して踏み込み過ぎて取れないこと、バックサイドの端に来たボールに対して左足を踏み込むことが気になりました。(これは前陣異質の有識者の方々に伺いたいですね…。)

 

シェイクウラウラのCさん

彼女はボールの回転は多くはありませんが弧線を描くのが上手で、私とのラリーは一番続きます。回転が少ないことが、粒高とのラリーに合っているようです。

バックストレートとフォアストレートでそれぞれラリーを続ける練習をしました。

先週友人からもらっていたアドバイスも伝え、練習の終わりにはプリントにまとめて渡しました。

 

シェイクウラウラのDさん

彼女は卓球歴が部内最長の選手です。小柄ですが会うたびに球威が増しています。

卓球歴最長とはいえ、中学一年生とは思えない考えの深さや発言にしばしば驚かされます。人生二周目なのかもしれません。

 

彼女とはバックストレートとフォアストレートに限定して、それぞれ彼女のサーブからオール練習を行いました。

新しいサーブをしているなぁと思っていたら、先日私が渡した全日本の映像を観てサーブを真似していると教えてくれました。「映像を観て、何か一つ見つける」ように伝えていたので、嬉しい限りです。成果があったんだなぁと。

サーブは松平健太選手のアレに似たしゃがみ込みです。フォアの構えからバックでも出すこともでき、フォアもバックも回転がかかっています。「サーブ自体は掴んだけれど、三球目攻撃の練習はこれから」とも話してくれました。

彼女のループドライブに対してスマッシュを試みたのですが、ネットすれすれの高さだったので入りませんでした。狙ってその高さにコントロールしているのかは分かりませんが、そうだとしたら高い次元にいるなぁと思います。

ただ、低くなっているということは、少しズレればネットミスするということです。実際、ループが高い人に比べてネットミスは多いです。

今までにはなかった、「繋いで、繋いで、カチン!」というループと強打の組み合わせが見られました。彼女の今後がますます楽しみです。

 

カットのZさん

一年生で、基礎技術の設計中です。

今日は椅子に座ってバックカットをしてもらいました。椅子は台に対して斜め左を向くように置きます。この狙いは、左足後ろにしたとき、あるいは身体を捻ったときの身体の向きや見える景色を感じてもらうことです。

注意するのはまず足の位置です。座っているとはいえ、最終的には立った状態でのカットに繋げるわけですから、足は膝ごとハの字にします。

この練習では、上半身は上下の調整だけに使います。足が動かない分、上半身でボールを迎えに行きがちですが、ボールをきちんと待って打つようにします。足が動かないからこそ上半身が動いてしまっているのを体感することができ、自身での修正が比較的容易です。

斜め左を向いた状態から、身体を台に平行に向けるようにしつつカットします。

 

10分ほどそれをやってから椅子を外してバックカット。以前よりは、身体が台に対して平行にならなくなってきました。今後も椅子を使う練習は続けていきます。

 

気になるあの子

今日は練習途中から登場し、終わりまで練習していました。 前回もそうでしたが、今日もお母さんが来校して顧問の先生と話していました。

ふと彼女の練習を見ると先生と1対1の多球練習で、これは彼女にとってしんどいんじゃないかなと思いました。休み時間に教室から出られないほど会いたくない先生と1対1、心がおかしくなってしまわないでしょうか…。

 

私のスピーチ?内容まとめ

配布

練習の始まりと終わりに毎回何かしらお話をしてきまして、それらを文字にしたものを配布しました。

これは私が人前でたくさん話すようになって気付いたのですが、話す側は話す内容を結構練りこんでいるものです。少なくとも私は、どういうテーマで何を核として伝えたいか、中学生にとって適切な簡潔さか、何が彼女たちにとって役立つか…などを考えて内容をまとめています。数日間は脳内あるいは文章で練る作業をしていますから、話し終えてから時間が経ってもいろいろな話をしても、今までにどんな話をしたかはだいたい覚えています。

一方で、聴く側にとっては突然降ってきたようなものですから、その場で理解したとしても記憶には残りません。ましてや話を聞いた後に練習があるのですから、メモでもしない限り忘れてしまうのが自然です。私もいままでいろいろな先生にありがたいお話をされてきたはずですが、何か一つ挙げてくださいと言われても困ってしまいます。

この話す側と聴く側のギャップを埋めるには、プリントにして渡すのが手っ取り早いと判断しました。(もちろん顧問の先生に許可を貰い、先生方にも同じものをお渡ししています。)

せっかく話したことだし活用してほしい、自分が話したことを忘れない備忘録を作ろう、今後話すことを準備してしまおう、などと考えて小冊子を作ってしまいました。

 

失敗

ちょっとした説明をしようと思っていたのですが、説明が通りませんでした。というのも配布を先にしてしまったために冊子の内容に注意が行ってしまったのと、先生も含め生徒たちがざわざわしてしまったからです。

普段は集中して聴いてくれるので、ここまでにぎやかになるとは予想していませんでした。静かな内に説明はすべきでした。ここは失敗です。

伝えたかったのは2つ。

まずは目次の説明です。目次は三色に色分けしていて、もう話したことは○○色、今後話すことは××色、私の友人からのアドバイスは△△色、というのを伝えるつもりでした。

あとはその冊子をどう読むかということ。疑って読むことと、分からない箇所や自分の考えは違うと思う箇所があったら教えてほしいということを伝えなければいけませんでした。

この2点については、次回の練習の終わりに伝えようと思います。

 

 

如何ともしがたいのですけれど、練習内容の記録は長くなってしまいますね。もはや人様に読んでいただくような長さではなくなっていますかね…。

でも、ちょっとしたことも忘れたくないという思いがあるので、そういう部分を削ることはできません。うーん…。

 

(おわり)