ついに始動しました。
2018/5/26現在、対象者は2年生7名です。
第一回(2018/5/23、計6名)
対象者の7名全員が練習を希望していたが、内1人は予定が合わず計6人が参加。
4人(A)と2人(B)のグループに分かれ、2時間ずつ練習。
(A)カット2、右裏裏1、左裏粒1
①サービス(巻き込み) 30分
- 腰元でロング
- 〃 下(台に叩きつける)
- 1,2がクリアできた人は横下(ラバー上を斜めに通す)
②レシーブ 30分
対下ロング
今回はフォアサイドに限定。台から出た下回転にはドライブ。
後ろに入れて、当ててからを大きく。球威ではなく、正確さを最優先。
対横or上ショートサービス
フォアサイドへの下ロングとの組み合わせで想定される、バック前への非下回転。
裏ソフトの場合は前に振る。横に対して上に振ってしまうからオーバーする。下回転以外は上回転と同じ。
粒高はバウンド地点にラケットを持って行って、”何もしない例のアレ”。ただし当ててからを大きくして深いところを狙う。
次回はバックへのロング下とフォア前への非下を予定。
(同じパターンを集中的にやって習得してから次に行くべきか、穴が開かないよう一通りやったうえで全体を同時に高めていくか、は思案中。)
③大きいフットワーク 5分×2人×2セット=20分
フォアハンドでの、2点フットワーク。テンポはゆっくり、ただし大きく動く。
一方はフットワークの練習、もう一方は正確にブロックする練習。
ポイント
- フットワークする側はボールを出来るだけゆっくり飛ばす。そうしようとすれば自然と腕の力は抜けて足が動き出す。ブロックする側は通常の球速で良いので、相手が楽できない距離動かす。動く側がテンポを調整する。
- 打つ前に次へ動き出すくらいのつもりで。⇔打った後の体重移動で戻る。⇔目先のボールを強く打つことより、戻り・次への準備を優先する。でなければフォアで打っていくことはできない。
- バックサイドで打つ際、利き手と逆の方の足は台の外に大きく出す。これが小さくなりがちで、足は止まりフォアハンドの安定性も落ちる。
- 回り込んだ際、顔と身体が横を向かないように。これでは間に合わない。最適化をしていくうちに、同じ向きで動くようになる。
~生徒たちの感想~
- ゆっくりだけど疲れる。
- (私)さんとやると続くから疲れる。
- ブロックの力加減が難しい。ボールをゆっくり送れない。
④カット打ち 10分
参加メンバーを聞いた時点の私の計画では、カット打ちor粒打ちをするか、3球目攻撃をするか決めかねていた。
当日参加者と相談したところカットを打ちたい2人とダブルスをやりたい2人に分かれたので、カット打ちをしてからダブルスをすることに。
大きいフットワークもまだまだ互いにボールが荒れて続かないが、カット絡みとなるとより続かない。
カットが不安定な者、カットは安定するが調整が出来ずひたすら回転をかけてしまう者、膝のクッションを使えずカットを優しく持ち上げられない者…。カット絡みは私が台に入った方が良いのだろう。
⑤ダブルス カット&カットvs右裏裏&左裏粒 10分
カット&カット
- 連続してツッツキする場合は最小のおにぎり型フットワーク。
- カットする場合は広い空間が必要なので、フットワークの型にこだわる必要はなし。パートナーにとって邪魔にならない位置に抜けやすいよう動けばそれでよい。
ダブルスをしたいと言ったのはこの2人。普段ダブルスの練習はしないけれど、大会にダブルスでエントリーされるらしくやりたいとのこと。
ダブルスでのカットは当然シングルスより難しくなるので嫌になるかと思っていましたが、予想より遙かに上手くやっていました。これは1年後には良いダブルスになるかもしれません。
佐藤瞳&橋本帆乃香の映像を観てもらうことになりましょう。
1人は攻撃の方がまだ得意なので、パートナーには反転してフォア粒でレシーブできるように仕込みたいところです。
右&左
- 左利きの優位性、立ち位置。出来るだけフォアハンドを使えるよう、左利きの人間は基本的に右利きの人間より右側にいるように。
- ボールが味方のラケットを離れたらすぐに台に入りつつ、フォアハンドで動ける状態になること。(3球目攻撃にて紹介済み。練習中。)
左利きの彼女は1年生の頃にバックの練習ばかりさせられ、ダブルスでバックを使えるようにパートナーの左側に立てと指導されていました。昨年度からそれは違うと修正をかけてきましたが、癖になってしまっています。パートナーのサービス1本目でその立ち方をしたため即座にテコ入れ。せっかくフォアハンドを練習して振れるようになってきたのですから、本来の位置に戻っていくべきです。でなければ左利きをダブルスに組み込む意味がありません。
選手が悪いのではなく、指導した人間が悪い。知らないのに知ったようなことを吹き込むのは、中学校教員の職業病なのでしょうか。
(つづく)